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佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第21回

賑わう 電子書籍リーダー 市場 読書のカタチはどう変わる?

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 ついに今秋から日本での購入が可能になった、アマゾン発の電子書籍リーダー「キンドル」。今アメリカでは、キンドルのほかにも複数の電子書籍リーダーが発売され、市場は活気づいている。この機器が読書にもたらす変化とは、どのようなものなのだろうか。

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電子書籍リーダーで、世界に広げよう読書の輪!は、現実となるか?

 英語圏ではいま、ものすごい勢いで電子書籍リーダーが次々に発売されている。2007年に登場したアマゾン社のキンドル(Kindle)はすでに50万台の大台を超えていて、近いうちに100万台に達する勢いだ。日本でも先ごろ購入可能になり、話題になった。まだ日本語の書籍はキンドルストアで販売されていないが、11月末のファームウェアのバージョンアップで、日本語のPDFファイルを表示できるようになった。気の早い日本のギークたちは、青空文庫などから無料でダウンロードした古い小説をPDF化して、キンドルの画面に表示させて読むといった遊びをすでに始めている。

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