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第1特集
エセ占い師を見抜く方法とは?

偽物でもがっぽり稼げる! 無法地帯な占い業界の"闇"

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占い師の言葉は話半分で聞くのが正解かも。illustlation:Jun Tsuduki

 来年1月に結婚することを決めたタレント・梨花が、10月20日付のブログでその報告をするとともに、最後にこう記している。「p.s. 今回の結婚は風水を参考にしていません」──これは同日に発売された「女性自身」(光文社)の「梨花は、藤原紀香に結婚を勧めた風水建築デザイナー・直居由美里からの助言で結婚を決めた」との報道を暗に否定したもので、梨花にしてみれば、めでたいときに離婚した人の話を持ち出され、困惑したことだろう。

 とはいえ、重大な選択を迫られたときほど、占いなどのスピリチュアルに頼ってしまう人は珍しくない。占いをまったく信じていない筆者のような者からすると、正直、占い信仰者に対して理解しがたいものがある。特に霊視の類などには、胡散臭さしか感じないのだが……。本当に霊的能力のある占い師なんて、存在するのだろうか?

「占いには大まかに2種類があり、それぞれ『学問系』『身体系』というように分けられると思います。前者は手相や星の動きなどを見て、統計学的に診断する占術で、細木数子先生の『六星占術』などがそう。仕組みがわかれば誰でも診断でき、メディアなら雑誌向きです。一方の後者は霊能力や五感など身体的な能力を使い、霊視やオーラを診たりするもので、江原啓之先生などが該当します。インパクトがあるのでテレビ向きですが、本当に能力の高い人は政治家や企業のトップに囲われていたりして、世には出てこない。『身体系』は目に見えないものを診断しようとするため、確かに胡散臭さはありますね。どちらの場合も、コールド・リーディングだけで稼いでいるインチキ占い師は多い」(占い師・A氏)

 コールド・リーディングとは、外見や会話の中からヒントを得て、相手のことをずばりと言い当てる話術。ひとつ言い当てられると、相談者はベラベラ話し始めるので、あとはそれに合わせて相槌を打ち、最後にもっともらしいアドバイスをして、法外な鑑定料を取る手口が横行しているのだという。

「偽者を見極めるためには、とにかく自分から情報を出さないようにすること。質問するときも『恋愛についてはどうでしょうか?』など、漠然とした物言いで投げかけてみる。情報が少ない中で、相談者の現状をどれだけ的確に当てられるかが、ポイントになります」(女性向け情報サイト編集者・B氏)

 占い師には免許や資格が不要なこともあり、いわば業界内は無法地帯同然。そのため、不埒な輩にとっては非常に仕事がしやすい場所でもあるようだ。

MEMO占い業界
最近では、自前のホームページを持って診断結果を掲載し、そこから人気が出る占い師も。数年後にはネット発の"第二の細木・江原"が現れるかもしれない。

「最近増えているのが、mixiなどのSNSで突然占い師を名乗る人から『あなたの悩んでいる姿が見えるので、占いたい』と個人情報の提供を促すメッセージが送られてくる手口。それで断ると、『もうすぐあなたに不幸が訪れる』とか脅迫めいた文言を送ってきたりする。日記などで個人情報が露わになっている、SNSならではの手口といえるでしょう」(前出・A氏)

 そのほか「僕と寝れば運気が上がる」などと女性客に吹き込むエロ占い師までいるらしい。ところで、占い師という職業は、金銭的にもオイシイものなのか?

「自宅で対面鑑定をしている占い師は、ガッツリ稼いでいるんじゃないでしょうか。儲け具合が外から見えづらい分、税務署の管理も甘くなるんです。それから、信者のような固定客を抱えている人は、やはり強い。最近は大手旅行会社がそこに目を付けて、人気占い師とパワースポットを巡るツアーなどを企画していますが、定員はすぐ埋まります。信者たちは、運気のためなら金に糸目を付けないので。私が言うのも変ですが、占いなんて信じなくて済んでる人のほうが健全なんですよ(笑)」(前出・A氏)

 信じるか信じないかは個人の自由……とはいえ、何か困ったことがあったら、まずは占い師ではなく身近な人に相談してみるのが賢明そうだ。
(アボンヌ安田)


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