サイゾーpremium  > 特集  > ブレイクしてほしくないんです! 複雑怪奇...
第1特集
大手プロまで"地下"に参入!? 地下アイドルユニット増殖の真相【3】

ブレイクしてほしくないんです! 複雑怪奇なファン心理

+お気に入りに追加

 本文では芸能プロ側の思惑について述べたが、実際にイベントに足繁く通うファンたちは、これらの地下アイドルユニットのどこに魅力を感じているのか?

「大手プロ所属にもかかわわらず、タレントとファンの距離が異常に近いのが面白いんです。例えばももいろクローバーは、都内在住の濃いファンは100人程度でしょう。で、彼女たちは今年の夏休みはほぼ毎日イベントがあって握手したりしてましたから、本人たちもこちらの顔と名前がほとんど一致している(笑)。車中泊で全国を巡業したり、東京で連日イベントがある時は、地方在住の子は事務所の仮眠室に泊まるんですよ!洗濯まで自分でこなして。そんな頑張りを知ったら、もう応援せざるを得ないじゃないですか!」(24歳のももクロファン)

 キャナァーリ倶楽部も、つんく♂プロデュースにもかかわらず、かなり地下アイドルらしい仕事を続けているという。

「いまだに、石丸電気で100人前後の客を前にライブをやってるんです。メンバーのひとり・内田由麻の7月に行われた単独イベントなんて、参加者はたったの30人(苦笑)。その点、ライブの少ない今の9 nineは魅力が薄いかも。結成当初の路上ライブは、カメラも撮り放題で楽しかったのに……」(26歳のキャナファン)

 大手プロ所属であるがゆえ、将来ブレイクする者がいるかもしれないのも特徴のひとつだ。

「でも、正直ブレイクはしてほしくないですね。我々ヲタとの距離が近いまま、現状維持で活動を続けてくれるのが理想です!」(前出のももクロファン)

 なんともアンビバレントな地下アイドルファン心理。ブレイクを望まないファンたちの応援によって、今日も地下アイドルはライブに握手会に精を出すのである……。


Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ