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第1特集
この世は処女かビッチだけ!? 急増する「処女厨」のメンタリティ【2】

「処女は恥!」「ランドセル売春」......ゼロ年代末期の10代セックス事情を緊急調査

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「乱れてる」とはよく耳にするが、実際問題、10代の性事情はどうなってるの?というわけで、"性事情のスペシャリスト"と女子高生に話を聞いてみた。

産婦人科・赤枝六本木診療所の院長であり、『子どものセックスが危ない』(WAVE出版)など、多数の著作を出している赤枝恒雄氏は、昨今の性事情についてこのように語る。

「今は処女の喪失時期は圧倒的に早まっている【グラフ参照】。彼・彼女らは気持ち良い、楽しいがモットーだから。 男にとっては、処女なんて面倒くさいという意見が大半です。女の子は女の子で早く処女を捨てたがっていますし。例えば高校3年にもなって処女だったりしたら、バカにされるという話もある。性交の体験率も上がる一方。性の低年齢化がますます加速してます」

 医療現場や性問題を語るラジオ番組のパーソナリティを7年務める中で、10代の女性たちの生の声に耳を傾け続けてきた氏の言葉は重い。

「僕は、16歳までは絶対にセックスしてはいけないと言っている。ろくな分別もないうちにセックスをしてしまうから学校の勉強なんか手に付かない。今世の中すべてがおかしいのは、みんな早くセックスをしてしまうからですよ」(同)

 赤枝氏はそう語るが、では当事者は自分たちが身を置く環境をどう考えているのだろうか。ある現役女子高生に話を聞くと、「よく言われるような、『性が乱れてる!!』とかは感じない。中学で(処女を)捨てる子もいるけど、実際高3でも処女ってコは、それなりにいたりするし」と語る。ただし、本人は中1で済ませたそうだ。やっぱ早いだろ!

「メディアが過激に煽っている面も大きい。80年代以降、テレビや雑誌なんかで風俗やセックスの情報をバンバン取り上げることで性環境が激変した。さらに今だとケータイ小説が過剰な性を流布している。若者の現実の生活を反映しているのではなくて、まずメディアが先行してイメージを作り上げ、それが今の子どもたちの性生活に影響を及ぼしてしまう」(赤枝氏)

 事実、ここ10年で性環境が加速度的に変貌を遂げているのは間違いがない。「『処女は恥ずかしい』ってみんな考えてる部分はあるかも。わざわざ処女を捨てるために海にナンパされに行くコもやっぱり普通にいるし。たとえヤッたことない子でも、出会い喫茶に出入りして、お小遣いを稼いだりとかは普通にありますよ」(前出・女子高生)

 「出会い喫茶」とは、2000年前後に広まった、会員制のトークカフェのことだ。女性は利用無料、時給が貰える場合もある。男女間で外出条件を話し合い、合意すれば金銭の授受が発生する。

「〈ランドセル売春〉なんて言葉もあるように、小学生にも援助交際が広がってきている。携帯電話というものは本当にパンドラの箱のようなもので、ちょっとどこかの掲示板に書き込んで誘えば、なんでもできる魔法のツールとして機能しているんです。そんな中で、僕はむしろ性病やエイズが心配。高校生はまだ検査を受けてくれるけど、中学生や小学生はなかなか実態を把握できない」と赤枝氏は言う。

 驚くことに、60代のおじいさんが小学生と援助交際をして、逆に性病をうつされたという実例もあったという。

 一昔前とは違い、彼女たちは売春や援交を「非行」とは考えていない。 「昔なら、『金で体を売ると心が腐る』と言えたが、今はそこに充足感を見いだす子さえいる。腐るどころか、癒されてしまう」と赤枝氏は嘆く。

 日本の性風俗はこのまま過激化の一途を辿っていくのだろうか?

「AVや雑誌の過度な性描写にショックを受けて、セックスを敬遠するようになる子も一部にはいるが、性体験の調査を見ても、やはり特にここ10年は最悪だと言っていいだろうね」(同)

 現代という過激な性環境に身を置いているはずの筆者だが、いまだその恩恵は受けていない。……まさかこれが、「性の二極化」なのか?


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