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北海道・沖縄開発庁長官や内閣官房副長官などを歴任した鈴木宗男氏は、自民党の実力者として政界で影響力を強めていたが、2002年、北方4島支援事業などをめぐる建設業者との癒着といった疑惑が浮上すると、東京地検特捜部の捜査が始まった。背景には、叩き上げの政治家として強烈な存在感を誇示していた鈴木氏が、小泉内閣が推し進めた「構造改革路線」の下で「旧来型の利権政治家」のレッテルを貼られ、世論の逆風にさらされていたことがあった。