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第2特集
オバマ報道にダマされるな!【4】

米国版"東スポ"が放つオバマゴシップの過激(?)な中身

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──オバマフィーバーがピークを迎えた大統領就任式。この歴史的な日の前後にアメリカで発売された雑誌は、「TIME」や「News week」といったニュース雑誌のみならず、「Entertainment Weekly」のようなエンタメ雑誌や「Time Out」といった情報誌までもが軒並みオバマを表紙に起用。その人気と注目度の異常なまでの高さを顕著に表していた。ここではそんなオバマ人気に乗じてメディアが積極的に取り上げている、オバマ家についてのゴシップ記事を総括してみよう。

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就任日と前後して、オバマ一色になったアメリカの雑誌や新聞。

 まずは、オバマと妻ミシェルの2人の娘、マリアとサシャについて。日本でもおなじみのハイブランド・カルチャー誌「marie clare」のオバマの発言によると、愛娘はお騒がせセレブの2大巨頭、パリス・ヒルトンとブリトニー・スピアーズが大嫌いだという。しかも、彼女たちがテレビに出てきたらすぐさまチャンネルを替えてしまうほどだとか。逆に夢中なのが、アメリカのトップアイドルであるマイリー・サイラス。

 そんな2人だが、ブッシュ前大統領の双子の娘、ジェナとバーバラから、あるアドバイスをもらったという。「Wall Street Journal」によると、祖父のジョージ・ブッシュが大統領に就任した当時7歳だったという2人は、新大統領の娘らに宛てた手紙の中で、ハロウィンの日の振る舞いや着るべきコスチュームについて、さらにホワイトハウスでのペットの育て方を教授。最後は「4年間なんてあっという間だから、いろんなことを吸収して、とにかく楽しんで!」と締めくくっている。

 大統領就任記念イベントに数々のセレブが集結したことは有名だが、彼の熱狂的なサポーターであるビヨンセに、オバマの妻ミシェルがご立腹、と見出しを打ったのはゴシップタブロイド「National Enquire」。同紙によると、ここ数カ月にわたってオバマについて大袈裟にしゃべりまくっていたビヨンセはある日、オバマのそばにいたときに彼から一瞬も目を離すことができないほど夢中になっている様子だったという。それを見かねたミシェルは、ビヨンセに向かって「このままだと、あなたは今後ホワイトハウスへの出入りが禁止になるかもしれない」と言い放った。さらにオバマが大統領になった夜、ビヨンセがミシェルとハグしようとしたとき、ミシェルは作り笑いを浮かべながら、抱き合う代わりにただ手を差し出したのだとか。

 日本でも話題になったのが、彼の異母兄弟(義弟)であるジョージ・オバマが大麻所持の嫌疑で今年1月に逮捕されたとの報。オバマは過去に一度だけジョージに会ったことがあると、自伝『マイ・ドリーム──バラク・オバマ自伝』の中で語っている。

 さて、昨年末、バカンス中のオバマの水着姿を一面に掲載し話題を呼んだ「NEW YORK POST」だが、2月18日付に掲載された風刺マンガが問題になった。このマンガは、警察官2人がチンパンジーを殺し、「次の景気対策法案を書いてくれる人を探さないと」と話しているもので、17日にオバマが署名した景気対策法案と、コネティカット州で人を襲ったチンパンジーが射殺された事件をモチーフにしており、公民権運動家や黒人指導者たちから「人種差別主義者はアフリカ系アメリカ人を猿になぞらえてきた歴史がある」「無神経で侮辱的」と非難の声が噴出している。

 最後にもうひとつマンガネタ。スパイダーマンの熱狂的なファンで、子どもの頃にコミックを収集していたというオバマだが、これを知った同作の版元マーベル社が大統領就任を祝って、特別編を企画。1月14日にアメリカで発売されたコミック『Amazing Spider-Man #583』にオバマが登場し、話題を呼んだ。この初版本は瞬く間に売り切れてしまい、早くもコレクターズ・アイテムになっているという。

 日本ではあまりお目にかかることのできない、タブロイドのオバマ報道。取るに足らない内容のものも多いだろうが、実はこうした記事に、アメリカ国民が見る"真のオバマ像"が投影されているのかもしれない。

(取材・文/小林真里)


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