2018年は本格的なIT制度の見直しが始まり、力なきプラットフォームが淘汰される!?

通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!


●WEF国際競争力ランキング(総合)の推移出典:世界経済フォーラム(WEF)The Global Com petitiveness Reports 2017- 2018(2017年9月26日)を基に経済産業省が作成。※注:上位10か国を表示。

数字の上ではどうにか経済成長を遂げた2017年の我がニッポン。だが、その内実を見てみると、まったくもってITが活用できておらず、アナログな“頑張り”だけでなんとかしているというお粗末さ。もうひとつヤバイのが、フェイクニュースのまん延や、サイバーセキュリティ対策の至らなさだったり。どちらも、もはや利用者のリテラシー頼みは限界で、正直お手上げ状態。そんなまま2018年に突入したニッポンの未来はどっちだ?

――今回は、毎年恒例となったまとめの回です。クロサカさんと担当編集で1年を振り返り、2018年の展望を話したいと思います。

クロサカ 4回目ともなれば懸命な読者の皆様は気づいているかと思いますが、この回の収録は忘年会を兼ねています。当然ながらアルコールが入るので、実際には脱線どころかオフロードそのものです。それが誌面に載ると、ちゃんと整っているんですから不思議ですね(笑)。

――見えないところで頑張っている人がいるんです! それより5年目に突入して、連載の中でも古株になりました。だからというわけじゃないんですが、バックナンバーを振り返ると、この1年はテーマが明確だった気がします。

クロサカ 1年前に「デジタルトランスフォーメーション【1】とアンチITという相反する事態が進む」と言いました。それもあって、17年はITについて意識的に取り上げました。

――7月号の力武健次さんから始まって飯田啓之さん鈴木雄介さんと、3カ月連続でのエンジニアとの対談は反響が大きかったです。特に力武さんの回には、各方面から注目が集まっていたようです。

クロサカ 正直に言えば、3カ月連続でのエンジニアとの対談は、狙っていたわけじゃなくて、ゲストのスケジュールとの兼ね合いもあったんです。ただ、エンジニアに集中して話を聞きたいという意思は明確にあって、そのきっかけは5月号の伊藤友博さんでした。

――AIを使ってマーケティング支援をする「不満買取センター」というサービスをされていましたね。クロサカさんの三菱総研時代の同僚でしたっけ。

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