【アイドル・西田藍】「ミニスカの女子高生と、制服に虚構性」

――ミスiD2013の文芸アイドルが業深き"制服愛"を語り倒す!

「女子高生」の中身は20歳過ぎの私。今でもこだわる“虚構の女の子”。

『制服通りの午後』という本がある。作者は森伸之氏。『東京女子高制服図鑑』という、東京の女子校に通う生徒たちを観察した制服イラスト図鑑を出版し、制服ブームのきっかけを作った。そんな作者が、80年代後半から90年代にかけてさまざまな媒体で書いた文章やイラストを集めた本だ。女子高生の制服はもちろん、流行ものなど、首都圏の高校生文化が取材を元に書かれている。ツッパリが廃れ、反抗や逸脱ではなく、単純にかわいさやおしゃれさを追求し始めた女の子たちの記録だ。90年代の女子高生ブームで、女子高生は性的なアイコンとしても注目されるようになった。幼少期、テレビでは、ルーズソックスを履いて渋谷を闊歩する女子高生がよく話題になっていた。コギャルがすごい! って、よくわからないけど、いつか私もコギャル的な何かになるのかしらんと思っていた。

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