サイゾーpremium  > 特集  > アダルト  > 新たな性犯罪【ディープフェイク】とは?

――欧米を中心に問題となっている「ディープフェイク」。ディープラーニングというAI技術を駆使して作られる、フェイクポルノの被害に遭っているのは、何もセレブだけじゃない。今後はこれがリベンジポルノに使われてしまう?

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(絵/笹部紀成)

「『ワンダーウーマン』主演女優のガル・ガドットが、義理の兄とセックスしている動画がインターネット上に流出している!」

 昨年末、アメリカ版2ちゃんねると呼ばれている、掲示板サイト「reddit」に、15分程度の1本の動画が投稿され、大きな話題を呼んだ。義兄のもとに届けられたオナホールを、ベッドに横たわるガルが誤って開けてしまうものの、「そんな変態みたいな道具を使うぐらいなら」と股を広げてくれて、正常位でのセックスを開始。2つの穴に交互にイチモツが抜き差しされるという動画なのだが、続けて見ていくとガルの顔がたまに四角に変形し、輪郭の内側に不自然な境界線が発生。さらに、ヘソ付近にはハリウッド女優のものとは思えない、星をあしらった凶悪なタトゥーが……。

 実はこれ、流出動画の類いではなく、「deepfakes(ディープフェイクス)」と名乗るプログラマーによって作られた、既存のポルノと有名女優の顔を合成させたフェイクポルノ。「ディープラーニング(深層学習)」という機械学習の技術を利用して作られた映像は非常に精巧だ。

 米テックメディア「MOTHERBOARD」はこの模様を「AI技術が駆使されたフェイクポルノが登場し、我々はみんなファックされる(AI-Assisted Fake Porn Is Here and We’re All Fucked)」というタイトルの記事で伝え、一部で話題になり、その後、ディープフェイクはフェイクポルノを総称する言葉となった。

 ディープフェイクに使用されている技術の高さは、すでに我々の想像のはるか上をいっている。

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