サイゾーpremium  > 特集2  > 【濱野智史】が語るNHN「LINEのキャラと"やる夫"は似てる!?」

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はまの・さとし1980年生まれ。情報環境研究者。著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)、『希望論』(共著/NHK出版)などがある。最新刊は、小林よしのり氏・中森明夫氏・宇野常寛氏との共著『AKB48白熱論争』(幻冬舎新書)。


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LINEスタンプの人気キャラ「ムーン」(上)と、2ちゃんねるAAの代表格「やる夫」。確かに似てる!

 仕事でさまざまな人たちに「どんなウェブサービスを使っているか」とインタビューをする機会が多いのですが、この1年で、「LINEを使っている」と回答する人が一気に増えました。昨年6月にサービスが始まって以降、急速にユーザー数を伸ばしていると発表されていますが、実際の感触としても、まさにその通りに増えている感じがします。ユーザーにはどんな層が多いかというと、ひとことで言うと、ツイッターやフェイスブックはやらなさそうな人たち。いわゆる主婦や非正規雇用のフリーターといった層ですね。

 ツイッターやフェイスブックというのは、結局のところ都市部の学生やホワイトカラー層が中心なんですね。つまり、常日頃から情報収集をする必要があり、ソーシャルメディアを使う理由がある人たち。日々知らない人に会う機会が多く、名刺を交換する習慣があるような人たちで、そうするとメッセージのやりとりに関してもツイッターのDMやフェイスブックのメッセンジャーを使うことが多い。だからLINEのようなメッセンジャーアプリを新たに必要としていないんですね。しかしそうした仕事に就いておらず、周囲にもそういう人がいない場合、スマホを買ってもツイッターやフェイスブックは使いません。震災以降、放射能に関する情報を得るためにツイッターアカウントを作る人は主婦層でも増えましたが、メール代わりに使うほど使いこなしている感じではない。だから「スマホはとりあえず買ったけど、別にツイッターやフェイスブックはやる必要がない」という人がそれこそ人口的には3000~4000万人程度いるんですよ。そうした人に向けて、プラットフォームをすっ飛ばして使える簡易メッセージングとして台頭したのがLINEなんだ、という認識です。

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