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──見方次第で180度違う姿が見えてくるソフトバンク(以下、SB)。同社の実態を追う方々に、それぞれの立場から見たSBについて聞いてみた。

政商となって、世界で闘うべきだ!

 8人のSB幹部を1500日間追った『孫正義が語らない ソフトバンクの深層』の著者・菊池雅志氏。同社の"今"を知るその目には孫正義をどう映る。

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菊池雅志氏の著書『孫正義が語らないソフトバンクの深層』

■『孫正義が語らないソフトバンクの深層』著者
菊池雅志氏

──菊池さんの見る孫正義像は?

菊池 面白い事業や、既得権益が幅を効かせて硬直化した事業を見つけた瞬間、行動を起こす機動力は評価できます。勝ち目がないからと、戦う前から体制批判ばかり繰り返したり、体制に擦り寄ったりする経営者も多いですから。文句しか言わない人よりも、失敗も多いけど、とにかく動く人のほうが断然価値がある。

──電力事業への挑戦については?

菊池 気持ちは理解できます。ただ「政商」との批判に「向こう40年利益はいらない」と答えたのはいただけない。電力事業を始めるなら、政府や行政と組むのは当然なのに。

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