
高須基仁の暴言・放言・妄言録 私は貝になりたい 第56回
春の番組改編が行われた。なんといっても注目は、『Mr.サンデー』(フジテレビ系、日曜夜10時〜)。宮根誠司の在京キー局デビューだろう。
『太陽と月と』の試写会には、検察の裏金作りを告発して、別件
逮捕された三井環・元大阪高検公安部長も来場。三井いわく、
「小沢一郎が本気で検察と対決する気なら、裏金問題を攻める
べき」。小沢も検察も、結局はプロレスをしているだけ。前田日明
が見限るわけだ。
私は宮根と大阪のローカル番組で共演したことがある。彼の特徴は、トークに集中すると目から表情が消えることである。宮根はラジオ出身ではないが、集中しているときの目はラジオアナの目だ。強烈なほど冷酷な目である。
冷酷な目というのは悪いことではない。要はバランスの問題。たとえば、みのもんたはラジオ的な冷酷さと、テレビ的な柔らかいまなざしを巧みに使い分け、司会者として最高の位置に上り詰めた。若くしてその技ができるのが、宮根だ。
宮根も、冷酷な目をする一方で、いたずらっ子のような目や柔らかいまなざしを向けることもある。弛緩と緊張、このほどよい融合が、心地よいハーモニーとなる。加えて滑舌のよさと回転のよさを併せ持つ。宮根はいわば天才である。
高須基仁の「わたしは貝になりたい」
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高須基仁(たかす・もとじ)
中央大学経済学部卒業後、某玩具メーカーにて数々のヒット商品を開発。その後、紆余屈曲があって、出版プロデューサーとなり数々のヘアヌード写真集を手がける。別名、毛の商人。
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