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第1特集
ドラマ界を仕切る新しい勢力

ケイダッシュに喧嘩を売る研音の禁じ手と好調ぶり

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事務所ナイショ結婚なのに、なぜか男を上げた水嶋ヒロと絢香。

 ジャニーズ事務所、バーニングプロダクション、ケイダッシュ……。本誌ではおなじみの大手プロを中心に、ドロドロした裏事情を思わせる騒動が続く芸能界にあって、地道ながら着実に勢力を強めてきたのが「研音」だ。

 唐沢寿明、山口智子を筆頭に、竹野内豊、反町隆史、天海祐希、江角マキコ、菅野美穂と中堅どころの俳優をズラリと揃え、若手のタマも豊富。電撃結婚で話題になった水嶋ヒロ&絢香のカップルに、速水もこみち、成海璃子、志田未来、加藤ローサのほか、平井堅やthe brilliant greenといったミュージシャンも多数抱えるなど、確固たる地位を築いている。

「堅実な経営で芸能界にありがちなダークな噂は聞きませんし、所属タレントのリーダー格・唐沢のキャラクターもあって、他事務所の俳優からの評判もいいようです」(テレビ誌記者)

 俳優にとっての居心地のよさは有名だが、噂を聞いた俳優が研音に移籍したがるため、研音タレントと共演することになったタレントのマネージャーは神経をとがらせているという。

MEMO研音 74年に、研究出版の音楽部として発足し、79年に設立された芸能プロ。中堅どころから若手まで多くの俳優やアーティストを抱える、今、もっとも勢いのある芸能プロのひとつ。

「竹野内豊や伊東美咲、片瀬那奈も事務所ごと買収して傘下に収めた経緯がありますし、最近でも06年に菅野美穂、加藤ローサ、榮倉奈々と次々に売れっ子女優を引き抜いたのは衝撃でした。特に榮倉の移籍は大問題になりましたからね。というのも当時、彼女のテレビへのブッキングは、ケイダッシュのナンバー2ともいわれる谷口元一氏に委託されていて、一時は『研音vsケイダッシュ』の全面抗争になりかけた。でも、当時のフジ月9の研音枠に"谷口氏物件"のタレントをねじ込むことで手打ちしたとも言わていますよ」(芸能プロ関係者)

 もっとも、俳優たちの意向を尊重する一方で、先日発覚した「水嶋ヒロ・絢香」の電撃結婚を見てもわかる通り、肝心の現場におけるコントロールが効かなくなっているという問題がある。

「水嶋は会見で2月22日に入籍していたことを明かしましたが、事務所側は発表直前まで2人の結婚をまったく把握しておらず、4月1日のエイプリルフールに初めて報告を受けたそうです。当日はスポンサーへの弁明やスケジュール調整など、お祭り騒ぎ。最終的に絢香のバセドウ病を持ち出してなんとか美談に仕立て上げましたけど」(芸能ジャーナリスト)

 とはいえ、こうした俳優たちの勝手な"暴走"は、研音の伝統でもある。古くは近藤真彦との交際中に自殺未遂を起こして休業・独立に追い込まれた中森明菜や、よそサマの女性タレントに手を出した、矢田亜希子と結婚して事務所を去った押尾学の例も記憶に新しい。

「次に危ないといわれているのが伊東美咲。年商2000億円の"パチンコ王子"との逢瀬を抜かれた今、電撃結婚を狙っているとか」(週刊誌記者)

 もともと研音は、競艇新聞を発行していた「研究出版社」の音楽部門としてスタートしており(79年に独立)、まだセクシー・タレントだった浅野ゆう子が目立つ程度の中堅事務所だった。80年代に入って中森明菜の成功をきっかけに急成長し、90年代のトレンディドラマブームに乗ってモデル出身の俳優を次々と売り出すことで一気に勢力を拡大した。

「バーターやゴリ押しも多かったため、キャスティングや主題歌枠をめぐって他事務所とモメたことも少なくない。そのため、唐沢と交際中だった山口智子のマンションに暴漢が侵入した事件でも、さまざまな噂が流れていました。創始者・野崎俊夫元会長から実権を受け継いだジュニアの野崎研一郎が社長になってから、よりテレビ局や広告代理店へのパイプを強めています」(前出・芸能プロ関係者)

 かつてのバーニングのように、接待攻勢の噂も耳にするが......。果たして既存大手の牙城を崩すことができるのか?

(常田 裕)


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