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市長初当選時から唱え続ける 名古屋城天守の木造復元計画

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河村市長は名古屋城の天守を木造に復元したいと言い続けてきたが……。(写真/Getty Images)

N そんな河村は「旭丘ばかりじゃなくて、ほかのそういう歴史的建造物をやはり日本の国の中へたくさん残していくという信念があります」(前出2006年5月12日)とも発言しているので、校舎建て替え反対運動は名古屋城天守の木造復元計画につながっている部分もある気がする。ちなみに名古屋城の計画は、河村が2009年の名古屋市長初当選後に言いだし、2013年、2017年の市長選でも公約に掲げていた事業。1945年に空襲で消失し、1959年にコンクリートで再建された天守が老朽化しているため、取り壊して築城時と同じ木造で再建しよう――というものだよね。リニア中央新幹線が開業するといわれる2028年の完成を目指すとしているけど、一向に進んでいない。

A 専門家は、オリジナルで残っていて歴史的価値のある石垣の保護を優先すべきだとしとるし、木造では耐震・耐火の面で安全性が確保できないんだよね。しかも、エレベーターが設置できんので、バリアフリーではない。さらに、500億円以上のコストもかかる……と、あらゆる点でステークホルダーの合意が得られん。こんな計画、市長が代わればすぐに吹き飛ぶようなもんだよ。

B 要は、河村ってお祭り男なんだよね。マスコミ受けが良さそうな問題に手をつけて、何かしら功績を残したい。そんな目立ちたがり根性が透けて見える。

A そうそう、次々といろんなことに手を出すんだよ。2018年には名古屋城下に商業施設の「金シャチ横丁」をつくったし、2027年をめどに名古屋港金城ふ頭(港区)の市国際展示場を約2倍に拡張して大きなイベントを開催したいと言ったり。市の中心部にある久屋大通公園南エリアの再整備も計画しとる。ブレーンとされる武田邦彦(元中部大学特任教授)がたきつけとるんじゃない? 木造復元計画が止まっても、次の新しい餌を探すだろうね。


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