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『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【57】

人はなんにでもなれる?――アンタ『唐田』の何なのさ

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『唐田えりか』

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(Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images)

3月17日、東出昌大が不倫・別居報道後、初の公の場に姿を現し一連の騒動について謝罪。一方、不倫相手の唐田えりかは、いまだ姿を見せることもなく所属事務所も連絡を取れていないという。新型コロナのこともあるし、今は出てこないほうがいいと思う。

「杏さんが好きなのか、唐田さんが好きなのか」

 かつて、ここまで簡単な二択があっただろうか? 女優・唐田えりかとの不倫を発端に妻で女優の杏と「別居中」と報じられた俳優・東出昌大が、騒動後初の公の場でリポーターから投げられた質問だ。

 本来、二択というのは「ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか」であるとか、「セクシーなの? キュートなの? どっちが好きなの?」と選択に悩むものである。ただ、今回の場合は簡単だ。腹をくくって正直な気持ちを打ち明けるか、体裁を気にして嘘をつくか、自分のさじ加減ひとつなのだから。だが、彼はしばらく悩んだ末「私の心の内を話し、それを妻がテレビを見てということは必ず傷つけてしまう。お答えできません」と回答。「二択だから、どっちか答えなきゃいけない」という固定概念をぶち壊してくれたのである。

 そんななか、僭越ながら今回私が選ぶのは、唐田えりかである。ぶっちゃけ、前回は杏を取り上げているわけで、それこそ「杏さんが好きなのか、唐田さんが好きなのか」という話なのだが、そう聞かれたら「どっちも好き」としか言いようがない。逆に「杏さんと唐田さんは、ボクのこと好き?」と聞いてみたいくらいだが、そんなことはかなうわけがないとわかるくらいには大人だ。ただまあ、「どっちも好き」というのは、東出においても核心をついてると思うのだが、どうだろう。

 まあ、杏を扱った前回は合併号だったので、要は1カ月空いているのだから、黙ってりゃ気づかれなかったとは思うものの、一粒で二度おいしいというか、3カ月もひっぱれるネタもそうはないので、あえて公表する次第である。しかも話題として高いアベレージを保ちつつ、ここへきて東出の会見により更にバズるという、息の長い“コンテンツ”へと成長した。もはや「電通案件」なのではないかと訝しむほどだ。

 で、ここまで長いこと騒がれてきて思うのは、そろそろ唐田えりかを許してあげませんか、ということである。そりゃね、人を傷つけ、迷惑もかけたよ。でもね、もう十分禊は済んだのではないかと。3カ月っちゃ3カ月だが、濃さが違う。バッシング濃度としては7~8年分ぐらいあったのではなかろうか。

 こういう提案をすると「唐田を見るたびに、杏ちゃんがツライ思いをするじゃないか!」と言い出す人たちがいる。もちろん杏本人であったり、ファンが言う分には構わない。あと唐田のファンね。「応援していたのに裏切られた」みたいなやつ。この辺はまだ文句言うのはわかりますわ。問題はそれ以外の「テレビに出てくるだけで不快」とか言うような人たちだ。こういう人たちは、「自分も不倫をしてしまう」可能性を考えたことはないのだろうか?

「私は絶対にない!」そう断言する人もいるだろう。だが果たして、そのうちの何割が実際にそういう機会があったうえで「ない」と言っているのか。おそらくだが、唐田も当初は「ない派」だったと思うのだ。だからこそ「まさか私が」となり、余計に冷静さを失ったように思う。ほら、よくいるでしょ「やる気 元気 妻夫木」みたいなポジティブシンキング全開で「うつ病とは無縁」なんて言ってた人が、いざうつになっちゃうと、パニックになっちゃう感じ。ごめん、妻夫木は余計だったわ。

 とにかく、人はそういった意味で“なんにでもなれる”可能性があるわけで、西で「臭い」と声があがれば、まずは自分の体臭を疑い、東で 「キモい」と聞こえれば己の言動を省みる。それぐらいの覚悟で生きるべきではないだろうか。だいたいね、もし自分が過ちを犯して、世間から後ろ指さされるような状況になったとき、もちろん反省はするが、いつまでも周囲にそっぽを向かれたままだとキツいでしょ。そういう自分への“保険”の意味も込めて、失敗にもう少し寛容な世の中にしましょうという話である。

 あと不謹慎覚悟で言えば、これほどの十字架を背負った唐田が、今後役者としてどういう演技を見せてくれるのかという興味はある。安易に不倫とか悪女役なんかがあてがわれそうだが、できれば今回の騒動とは無縁の役を演じてほしい。内に抱えているものを表に出さず、別人を演じるからこそ、役に深みが出るというもの。もともと清純派で売っていたからイメージが崩れたと騒がれたわけだが、清純派はある程度キャリアを積んでいくなかで、いつかは破らなければいけない壁だ。ちょっと早いが、自ら脱却したと考えてもいい。いや、そもそもおっさんたちが想定するような、安易な清純派なんていうのは幻想にすぎない。“業”を肯定するからこそ、本当の清純派が演じられるのではないだろうか。だからね、唐田のことをあまりよく知らない人たちが、これ以上ゴチャゴチャ言わないでほしいのだ。ま、かくいう私も実はよくわかっていないのだが。『寝ても覚めても』すら観たことないし。彼女のことは、これからウォッチしていくつもりだ。

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
唐田えりか、沢尻エリカ、エリカ・バドゥ。個人的には、これが「世界三大えりか」だと思っている40代独身男性。

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