サイゾーpremium  > インタビュー  > 【BALLISTIK BOYZ】EXILE TRIBEの末っ子、世界への跳躍
インタビュー
EXILE TRIBEの末っ子が考える”エンタメの意義”

<ウェブ限定ロングver>BALLISTIK BOYZ――未完の大器が踏み出す世界進出への確かな一歩

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――いよいよJ-POP界からも世界にリーチするボーイズグループが現れた!――そんな予感を感じさせる7人の若者たち。いつか手が届かなくなる前に、等身大の“今”を話してもらった。(本記事は発売中の「サイゾー」3月号に掲載しているインタビューに加筆したものです。)

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(写真/岩澤高雄)

 セットアップやシャツをレイヤードしたストリートカジュアルにカラフルな髪。住宅街には少々そぐわぬ姿で「昼間の公園なんて久しぶり!」とはしゃいだ声を上げたのは、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)。EXILEを擁するLDHの末っ子で、平均年齢は20.7歳。日髙竜太、加納嘉将、深堀未来、奥田力也、海沼流星、松井利樹、砂田将宏の7人で構成され、EXILE TRIBE初の全員がマイクを持って踊るグループだ。昨年のデビュー以来、マレーシア、台北、タイでの海外プロモーションを経験したり、EXILE TRIBEの合同コンサートではドームのステージに立ったりと多忙な毎日を過ごしてきた。

「結成時には想像もしていなかったことばかりで、目の前のことに必死に食らいつくだけの8カ月でした。ありがたいですし、常に覚悟と準備をしておかないとダメなんだと思うようになりました」

「本当に大変だったよね」

「自分たちの未熟さを実感すると同時に、先輩や別の事務所の方との共演は、自分たちらしさを再確認する機会にもなりました」

 メンバー全員が歌、ダンス、ラップ、アクロバットをこなすだけでなく、世界を視野に活動しているのも特徴。そのため、メンバーたちは語学の習得にも積極的だ。もともと深堀、奥田、砂田の3人は3年半のNY留学を通して英語を身につけ、日本とブラジルのミックスである海沼はポルトガル語を操るバイリンガル。松井はグループ結成後に独学で中国語を学んでいる。数カ国でプロモーションを行った感想は?

「受ける曲やノリが日本と違って面白かったです」

「言語だけでなく文化やルールを知ったうえでライブをしなければいけないことも改めて実感したし、自分たちがどれくらい通用するのかを知る機会にもなりました。NYに留学していた3人は、前から世界で活躍したいという気持ちがずっとあったのでうれしかった」

「すっごく一体感があって楽しかった! 台北プロモーションでは、MCや取材対応も担当させてもらいました」

「パフォーマンスをするうえでスキルや経験はもちろん大事。でもやっぱり、直接自分の言葉で伝えられるという意味では語学も重要だなと実感しました」

「留学時代は最初、語学で苦労しました。人と通じ合うには積極性が大切なんです。シャイな自分を変えないうちはなかな友だちもできなくて、本当に振り切らないといけなかった」

「しゃべらないとなめられるし、しゃべるためには自分の意見をしっかり持っていないといけない。でも意見があれば、絶対に伝わるんですよ」

「そのうえ、僕は勉強で苦労して……毎年、落第してたんで、3年目とかクラスメイトが3歳年下なんすよ!」

「それは宿題やんなかったりしたからだろ」

「次は落第できないって焦ってたら、帰国することになって助かった〜」

「そういう逃げ道もアリか(笑)」

「留学中はたくさんのアートに触れたり、自分の絵を学校の先生が評価してくれたりと、言葉が通じなくても伝わるものがあることも知りました」

「未来(深堀)はクリエイター気質で、作詞・作曲もするんです。流星(海沼)はポルトガル語でラップもするよね」

「うん。うん。英語ができない僕からすると、自分のリアルで嘘のない感情を込められる言語で歌詞にすることも大事だと思っています。そうすれば歌が強くなるし、歌に惹かれて後で歌詞の意味を知ってもらえば伝わるだろうし」

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(写真/岩澤高雄)

 そこで次にライブをしたい国は? と問うと、間髪いれずに返ってきた答えは、やはりアメリカ・NY。

「NYはエンターテインメントの本場ですから、行ってみたいですね。ライブもしてみたいし、向こうのカルチャーや雰囲気を吸収したいです」

「僕らもNYに帰りたいし、行ったことのないメンバーにNYのよさを紹介したいんです」

 深堀の言葉に「行きたいところもあるんですよ。何を食べるかももう決まってて!」と奥田がウキウキと続け、NY組の3人がうれしそうに笑顔を見合わせた。一瞬、彼らのNY生活が目に浮かぶ。

 最後に、まだ若き彼らが考えるエンターテインメントの意義について聞いてみた。なぜこの世界には音楽は必要なのか……。漠とした問いに場が数秒静まった後、砂田が静かに口火を切った。

「僕は、音楽があるから愛や怒りといった人の感情が生まれるんじゃないかと思います。その感情によって出会いが生まれ、もしかしたら平和にもつながっていくかもしれない」

「そうだよね。音楽が人に与える影響ってすごい。ぼくは音楽に夢をもらいましたし、音楽で勇気をもらったり、救われたりすることもありますよね。大げさかもしれないけど、生きる上で必要不可欠なんじゃないかな」

「下手したら、僕たちの生活も変わってしまうかもしれないよね。お店のBGMが違うだけで違う色の服を選びたくなったり、買い物和しないで帰ったりする可能性もある。不思議だよね」

 2月から始まる全国ホールツアーを終えるころには全員が20代になる。体いっぱいに多様なカルチャーを充填した次世代は、いつかエンターテインメントで世界を撃ち抜く存在になってくれるだろう。

(文/有馬ゆえ)
(写真/岩澤高雄)

BALLISTIK BOYZ(ばりすてぃっくぼーいず)
2018年4月、EXILE HIROプロデユースのもと結成され、約1年の準備期間を経てメジャーデビューを果たした。日髙(トップ画一番右)と加納(右から3番目)は大のマンガ好き、海沼(右から2番目)はPCでオンラインゲームを嗜むガチゲーマー。深堀(一番左)はお笑い系YouTubeにハマっており、奥田(真ん中)と松井(右から3番目)はカップルYouTuberの動画を2人で観ては羨んでいるそう。映画鑑賞が趣味の砂田(右から2番目)のオススメは『A Silent Voice』(原題『聲の形』)。現在は初の全国ツアーを開催中。

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「ANTI-HEROʼS」

2ndシングル「ANTI-HEROʼS」
全国ホールツアーのキックオフシングル。表題曲はどこかエモーショナルなメロディーラインに、“正統派ではないからこそ輝く美学”が強く込められたリリックが印象的な1曲。価格:CD +DVD 2640円、CD 1300円(共に税込)/発売中


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