サイゾーpremium  > インタビュー  > 【田川隼嗣】──18歳が月9の現場で武者震い
インタビュー
まっすぐなまなざしを持つ新人俳優

【田川隼嗣】ミレニアム生まれの18 歳、未完の大器は月9の現場で武者震いす

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――「桜坂」がヒットを飛ばした2000年に生まれ、数々の舞台を経験し俳優道を邁進する“まだ何者でもない18歳”の、あまりに純朴でひたむきな素顔。

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(写真/増永彩子)

 長崎。福山雅治を輩出したその街から、新たなルーキーが誕生した。田川隼嗣。事務所の先輩でもある福山の「桜坂」がヒットした2000年生まれの18歳。現在放映中のドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)に、医学部生の熊田役として第6話から登場する。

 まっすぐで曇りのないまなざしと、まぶしいほどの純朴さ。その外見は、田川の情熱に向かう姿勢そのものだ。例えば、俳優を目指した動機について。

「中2のときにドラマ『リーガル・ハイ』(同)を観て、主人公・古美門研介の愉快痛快な人物像に圧倒されたんです。当時、俳優さんは自分と似た性格の役を演じているんだろうと思い込んでいたんですが、あるとき堺雅人さんが古美門とはまったく違う性格だと知って。別人格をあんなに生き生きと演じられる堺さんに、すごく憧れて、自分も演技をやってみたい! と、その年の第27回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』に自分で応募しました」

 高校進学後は、長崎と東京を行き来しつつ、舞台を中心に活動。共演した先輩からは、さまざまな角度から俳優の在り方を学んだ。

「舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(17年)のとき、舞台上で、そのあとに使う小道具の刀が折れてしまったんです。でも、座長の生田斗真さんがアドリブで芝居を回し、何事もなかったかのようにうまくシーンをつなげていて。目の前で繰り広げられる光景に、プロの役者の実力を思い知らされました。と同時に、舞台の醍醐味は、何があっても最後まで絶対にやり通すところなんだなと知りました」

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