サイゾーpremium  > インタビュー  > 【ROLAND】「俺か、俺以外か。」名言ホストの野望
インタビュー
実業家に転身した現代ホスト界の帝王

【ROLAND】「俺か、俺以外か。」名言を連発する現代ホスト界の帝王、その新たな野望とは?

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――「自分に嘘をついたことは一度もない」。虚構渦巻く歌舞伎町の夜をくぐり抜け、実業家に転身したROLANDの現在地。

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(写真/石黒淳二)

 ギリシャ神話の美少年ナルキッソスは、湖面に映る自分の姿と恋に落ち、届かぬ思いに絶望しながら、やがて水仙の花と化す。「ナルシスト」の語源となる逸話である。

 そして現代、新宿歌舞伎町のネオンの奥に「くだらないSNSを見ているくらいなら、鏡を見ているほうがいい」と言い放つひとりの男がいる。現代ホスト界の帝王ROLAND。「世界には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」の決め台詞でネットやテレビをにぎわせるあの男だ。サラサラのブロンドヘアにバッキバキの腹筋。ホスト時代、月間6000万円を売り上げたエピソードでも知られる。そんな彼は、2018年末で現役ホストを引退し、実業家に転身。ホストクラブの運営など、さまざまな事業を手がけている。なかでも力を入れているのが、新宿にオープンしたメンズ脱毛サロンROLAND Beauty Loungeの運営だ。

「ホスト引退後は、本当に情熱を感じられること以外は仕事にしないと決めていて、メンズ美容の分野なら最高のものを目指せると思ったんです。自分もホスト時代から全身脱毛をしていて、あらゆる施術を試しました。脱毛ってやっぱり痛いんですよ。人生を生きているうえで『犠牲なくしてリターンはない』と思って耐えてきたんですけど、探しているうちに痛みもなくて、効果が続く脱毛方法が見つかって……。これなら自信持って紹介できると」

 犠牲なくしてリターンなし――。しっかり名言をぶち込んでくるところはさすがである。本人いわく、「行きたくなる美容サロンを自分のために作っただけ」とのこと。それでも評判は上々だという。そこで、気になるのは脱毛へのこだわりだ。全身ツルツルになると、男が上がるのだろうか?

「じゃ、聞きますけど、ムダ毛があってよかったと思うことって今までの人生であります? マイナスしかないでしょ。ムダ毛のせいで恋が終わるくらいなら、脱毛したほうがいいに決まってますよ」

 見事な返しが心地いい。しかし、脱毛したらモテるほど、世間は甘くない。外見だけ整えても中身が伴わなければ意味がないのでは?

「逆説的なんですけど、中身を変える一番の方法って、外見を変えることだったりする。見えないところをケアすることで、もっと自分を好きになれれば、自信が出るじゃないですか。プラシーボ効果でも俺は100%イケてるって思うと不安なんてなくなりますよ」

 自分を好きになっても相手がいなければ、恋は成就しない。脱毛は自分のためなのか、誰かのためなのか? そもそもROLANDの美学は誰に向けたものなのか?

「別に誰かに向けてじゃなくて、『なりたい自分』に向けてるんでね。女性ウケも男性ウケも気にしてないですよ。自分はROLANDでありたいわけだから。理想の自分になるために努力を続けていれば、自然と結果はついてきます」

 常套句なのか、本音なのか。鉄のカーテンの向こうはなかなか見えてこない。ならば、ズバリ聞いてみたい。どうしたら帝王のようにモテモテになれるのか?

「ROLANDになぜモテるか聞くっていうのは、日本人になぜ箸の使い方がうまいのかって聞くようなものですよね。つまり、答えようがない(笑)」

 名門・帝京高校サッカー部で全国一を目指した経験があることでも知られるROLAND。この自信は、外見だけからくるものではないだろう。実際、巧みな名言と共に語られるストイックなまでの自分磨きの美学は、確実に世の男たちにインパクトを与えている。

 ROLANDは、近著でこう語る。「どんな犠牲を払ってでも、唯一無二の『俺』でいたい」。そして、こうも語る。「自分に嘘をついたことは一度もない」。

 虚構の夜をくぐり抜け実業の世界に飛び込んだ現代ホスト界の帝王は、鏡の向こうに何を見るのか。

(文/丸茂アンテナ)
(写真/石黒淳二)

ROLAND(ろーらんど)
1992年、東京都生まれ。身長182センチ。AB型。高校卒業後、大学に進学するも、入学早々に自主退学。18歳でホストを始める。21歳のとき、史上最高額の移籍金でホストクラブKG-プロデュースに移籍。2018年7月のバースデイイベントで6000万円以上の売り上げを記録し、「現代ホスト界の帝王」と称される。同年末に現役ホストを引退。19年1月に独立し、現在はホストクラブ「THE CLUB」のオーナーを務める傍ら、美容品のプロデュース、アパレル事業、メンズ美容サロン運営などを手がける実業家として活躍中。著書に『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA)がある。


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