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連載
『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【46】

夢を与え続けてくれるアイドル『後藤真希』――いつかゴマキと朝帰りッ

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『後藤真希』

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『今の私は』(小学館)

「週刊文春」(文藝春秋)3月21日号にて、元モーニング娘。・後藤真希の夫が、後藤の不倫相手を訴えたことが報じられた。被告は後藤の元彼で「DV夫との離婚を望んでいた」と主張。衝撃的な話題だが、同時期にピエール瀧の逮捕があり、持っていかれた感はある。

 アイドルとは、我々庶民に夢を与えてくれる存在でなくてはならない。そういう意味で後藤真希は、今や二児の母親でありながら、夢を与え続けてくれる稀有な存在だ。

「いやいや、元彼との不倫がバレて、ドロ沼裁判中じゃないか」という声もあるだろう。しかし私から言わせれば、まさにこの状況こそ、夢に溢れているではないかと。「夢がMORI MORI」ではないかという話である。

 ひとつずつ紐解いていこう。まず、そもそも結婚な。剛力彩芽をはじめとする「お相手は一般人です」としながら、実際は社長だ、富豪だという、夢も希望もあったもんじゃない昨今の芸能界恋愛事情において、ゴマキの旦那ってのはゴリゴリの一般人なんでしょ。職業も内装関系で。もうね、そういうのが欲しいの、こっちとしては。「ひょっとしたら僕もアイドルと……」みたいな希望が。日々の忙しさですっかり忘れていたが、ゴマキは4~5年前から、小さいが確かな希望を我々に与えてくれていたのである。この事実を大事に噛みしめてさえいれば残りの人生、たとえ独り身のままだったとしても乗り越えていけそうな気がする。

 そして、さらに輪をかけているのが、不倫相手である元彼の存在だ。知り合ったきっかけがオンラインゲームのチャットなんでしょ。「モー娘。では誰が好き?」「ゴマキ」「私がゴマキ」なんてやりとりもしていたらしいじゃない。よかったよ、正直に「ゴマキ」って答えてくれて。私みたいなサブカルをこじらせた人間などは「王道を好きになるのは恥」とばかりに「飯田圭織」などと答えて、台無しになっていた可能性がある。やはり人間、素直が一番だ。しかもあれでしょ、この元彼ってのは地方に住んでいて、ある日ゴマキから会いに来たっていうじゃない。モー娘。の一時代が終わりかけた頃、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに勢力を増したのがAKB48だったわけだが、それよりも早く「会いに来るアイドル」を実践していたゴマキは、さすがとしか言いようがない。だいたいね、ファンのほうから会いに行けちゃうからいろんな問題が起こるわけで、「アクションを起こすのはアイドルから。ファンは常に受け身で」というオールドスタイルが一番安全なのである。

 それにしても、すでに各所で報じられている通り、ゴマキが裁判所に提出したという陳述書の生々しさよ。映画館のカップルシートでイチャついたり、何回肉体関係を持ったかなどが詳細に書かれており、読んでいるだけでちょっと勃ちそうだ。裁判が朝早かった場合、関係者の何人かは半勃ちなのではなかろうか。もはや「チン述書」としてもいいぐらいだ。ただ、私が目から鱗だったのは「カップルシートでそういうことしていいんだ」ということである。いや、くっついたり、手をつなぐくらいはアリかなとは思ってたよ。でも今回のは、雰囲気から察するに、限りなくBに近いAというか。ぶっちゃけペッティングでしょ。結構みんなやってるものなの? 映画館で。少なくとも私は現場を見たことがない。まあ、私がほとんど映画を観に行かないからかもしれないが。確か最後に行ったのは『さらば あぶない刑事』だったか。余計なお世話かもしれないが、これキッカケでカップルシートでのBが横行するかもしれないので「上映中のBはお控えください」という注意喚起をしたほうがいいのではないだろうか。

 話が逸れたが、今回の騒動から我々が学ぶべきことは、別にゴマキじゃなくても結構普通に起こりうるシチュエーションだぞということだ。結婚した元カノや同級生に再会し、旦那のDVや離婚を考えている旨を告げられれば、私とて同じような行動をとるだろう。というか、そういうことが起きてほしいという願望すらある。カップルシートでのBも辞さない。ただ、一見イケそうなシチュエーションでも、現実はそう簡単ではないということをゴマキが身をもって教えてくれたのだ。夢を与えてくれるアイドルに現実まで叩きつけられては、襟を正さずにはいられない(股間を膨らませながら)。

 まあ、真相はわからないが、とりあえず訴えられた元彼の心労はなかなかのものだろう。彼にしてみれば、助けようと思っていた女が、気づけば敵対するはずだった旦那の側に立っているのである。なんだか乾くるみの小説みたいな展開だが、ゴマキとの逢瀬は「夢のような時間」であり、現在の状況は「悪夢のような時間」であるという、夢というのは、必ずしも「いい夢」ばかりではないのだなということを痛感せざるを得ない。

 そして、ここまでさんざん夢だ夢だと言っといて、急に現実的な話をするのもなんなのだが、今回の顛末を元彼目線で小説にしたら結構売れるのではないだろうか。たぶん、幻冬舎の箕輪厚介あたりはもう動いているぞ。どうするサイゾー? タイトルは『愛のバカやろう』とかで。

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
現役のモー娘。メンバーは一人も知らない40代独身男性。すでにOBだが、鞘師も最近まで「鞘氏」とみんなで敬っているのかと思っていた。

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