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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第136回

『ビリーブ 未来への大逆転』アメリカの未来を担う女性最高裁判事はいかにして生まれたか?

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『ビリーブ 未来への大逆転』

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1970年代、アメリカでは自らの意思で女性が職に就くのが難しい時代。貧しいユダヤ人の家庭に生まれた弁護士ルース・ギンズバーグは「100%負ける」といわれた男女平等を訴えた裁判で、見事逆転勝利をものにした――。
監督:ミミ・レダー、主演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマーほか。3月22日、全国公開。

 連邦最高裁の判事ルース・ベイダー・ギンズバーグは現在86歳。1993年、ビル・クリントン大統領によって任命されたギンズバーグは、サンドラ・オコナーに次ぐ史上二番目の女性最高裁判事として、すべての人々の法の下の平等を実現するための憲法判断を続けてきた。

 まず96年には、ヴァージニア軍事学校が女子の入学を受け付けない伝統を、憲法修正第14条「いかなる州も個人に対する法の平等保護の権利を否定してはならない」に反するとした。

 また、「女性の産む、産まないの権利には、いかなる政府も立ち入るべきではない」との立場を貫き、2000年に、中絶医の医師資格を取り消したネブラスカ州を違憲とし、16年には中絶医を厳しく規制する州法で、中絶医の数を42から19まで減らしたテキサス州を違憲とした。

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