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『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第60回

【クロサカタツヤ×向縄嘉律哉】AIとブロックチェーンが『個人の時代』を実現!? 日本から世界を目指す壮大なビジョン

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通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

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●AI(人工知能)導入によって自動化してほしいと思う業務(有職者)
※他国の回答と合わせるため、日本の回答は70代の人の回答を除いた。 ※有識者に限定して集計した。
出典:総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018年)

――毎日飛び込んでくるAIやブロックチェーンのニュース。世界を変える技術だと騒ぎ立てる人がいるのはわかるけど、やっぱり一体なにがスゴいのかわからないってのが多くの人の本音かも。だけど、AIとブロックチェーンは、私たちの社会の根本を支える契約を変えるものだとまで言いだす人が現れた。一体全体、何が起きようとしているのか? AIベンチャー「bitgrit」の創業者にその展望を語ってもらった。

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bitgritのサイトは、もちろんすべて英語。

クロサカ 今月のゲストは、「AIの民主化」を標榜してAIとブロックチェーンに取り組んでいるベンチャー企業、bitgritの創業者である向縄嘉律哉さんをお招きしました。

向縄 私たちはデータサイエンティスト向けのコミュニケーションプラットフォームを提供しています。データサイエンティスト同士が交流したり仕事を探したりできるだけでなく、彼らの実力を示すためのコンペを実施しています。

クロサカ コンペでは何をするんですか?

向縄 実際に企業から提供を受けたデータやオープンデータを使って、データサイエンティストに分析技術や機械学習のモデル作成技術を競ってもらいます。結果に応じて順位付けをし、上位には報酬も支払います。データサイエンティストは、自分の実力を証明することが難しいじゃないですか。だから、コンペで証明することによって、信用してもらいやすくなるんです。

クロサカ 同じように分析技術を競う「Kaggle」【1】が、グーグルに買収されましたよね。日本でも「SIGNATE」【2】というサービスがあります。

向縄 データの取り扱いは今後さらに重要になってくると思っていて、bitgritの中にデータを蓄積して管理するデータセット機能を持たせる予定です。これからの数年間はデータに関して、暗号と個人情報の時代になると思っています。もうすでに、ブロックチェーンや情報銀行【3】といった形で注目を集めていますが、個人情報は皆が考える以上に価値の高い情報です。ヨーロッパではGDPRという非常に厳しい法律ができましたが、これから世界的に個人情報の取り扱いがいっそう厳しくなっていきます。それに先駆けてうちでも、暗号化した状態でのデータの活用の実証実験を行なっています。情報を受け取った瞬間に暗号化してセキュアに管理し、情報を分析するときも暗号化したまま計算できるようにすれば、正当なデータへのアクセス権を持っている人だけが元に戻して使えます。

クロサカ 秘密計算【4】と言われている分野ですね。実はその分野は日本でも研究が盛んに行われているところです。

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