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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

滝沢秀明と藤島ジュリー景子の対立? その時重要になるマッチの役割とは…

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 喧伝されていたジャニーズの後継者問題は急転直下、“タッキー”こと滝沢秀明(36)がジャニーズ事務所の創設者・ジャニー喜多川社長(86)の後継者になることが決まった。滝沢は「やるからには本気。片手間は失礼」と男気を見せ、タレント業を年内で引退し、来年から後輩の育成に専念するという。

「ジャニーズの近年の課題が後継者問題でした。ジャニー社長も姉で副社長のメリー喜多川氏(91)もすでに高齢。社長はメリー氏の娘である藤島ジュリー景子が継ぐことが規制の路線。ただ、事務所はこれまでジャニー氏がタレントの発掘から育成までを担当。次々とグループを作り出し、それをテレビなど適材適所に売りこむメリー氏と分業制でした。ジュリー氏は母親からマネージメントの帝王学を学び、すでに副社長として手腕を発揮しています。一方、ジャニー氏のタレント育成を継ぐ人が空白でした。滝沢がジャニー氏のノウハウを継ぐことになり、滝沢はプロデューサーとして後輩の育成を担うことになりますが、ゆくゆくは事務所の社長になる可能性も秘めています」(芸能プロ幹部)

 滝沢の決断に芸能界からも称賛の声が続出しているが、年齢的にいってもプロ野球のように「プレイングマネージャーとして二足のワラジを履くことも十分可能だった」の声もある。仮に滝沢が木村拓哉や岡田准一のように俳優として引っ張りだこの需要があったらどうだっただろうか。

 13歳で俳優デビューした滝沢は「世の中にこんな美少年がいるのか」と言われるほど衝撃的なものだった。一気に人気は爆発。今井翼(36)と“タッキー&翼”を結成して歌手活動を開始。役者としても頭角を表し、05年にはNHK大河「義経」に主演。翌年には24歳で初の座長公演「滝沢演舞場」が新橋演舞場でスタートした。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍だったが、近年は舞台こそ続けているが、ドラマや映画は数字が取れず陰りが見え始めていた。昨年はドラマ2本。映画1本に主演したが、あまり話題にはならなかった。最近はバラエティなどに進出しているが、本人は以前からプロデューサー志向があったという。

「ジャニー社長から最も寵愛を受けていた滝沢は、すべての舞台をジャニー氏が演出していたことで、一番、身近で手腕を見ていたため、親の背中を見て子供が育つように滝沢も育った。将来的に役者としてどこまで伸びるか不確かな部分が多いだけに、ジャニー氏に演出家の話を打診されたことで、一気にやる気になった。自覚の表れか、最近は後輩の面倒見もいいし、テレビ局の知り合いにも積極的に後輩を売り込んでいる」(テレビ関係者)

 しかし、滝沢の転向は思わぬ余波も生まれた。“タッキー&翼”は解散。今井は事務所を退所する。難病、メニエール病の治療に取り組んでいる今井はしばらく治療に専念することからの決意だが、やはりタッキーの転向の影響も少なからずあると見られている。

「一般社会でも同期の片方が出世すれば、同期はやりにくくなる。特にタッキーとはコンビながら、ジャニー社長がタッキーを特別に可愛がっているのも身近で知っていた。今後は1人でやっていくしかないなら、事務所を出るほうが今後の可能性を試せるとの判断では。幸い病気は回復方向と聞きますので、治れば復帰するのでしょうが、他の事務所に移ることになり、一説には香取慎吾ら元SMAP3人がいる事務所に入るとの噂もあります」(芸能デスク)

 来年早々にもジュリー新社長と滝沢プロデューサーで新たなスタートを切るというジャニーズ事務所。最年長・54歳の近藤真彦ら諸先輩と絡むことはないが、懸念される材料もある。芸能関係者の話。

「ジュリーと滝沢の年齢差は16。滝沢の作った新人グループとジュリーとの間で摩擦が起きる可能性も否定できない。ジャニー氏とメリー氏は姉弟。お互い性格もわかっているし、なんでも言い合える。同じようにできるかとなると難しい。しばらくはジャニー氏が2人の潤滑油になるのでしょうが、将来的には不安材料になる」

 そこでキーパーソンになるのが近藤の存在という。現在、タレント業よりもレーシングチームの監督業の方に重きを置く近藤だが、未だにジャニーズに所属していることには意味があるという。テレビ関係者が話す。

「マッチはメリーさんに可愛がられており、将来的には近藤社長説まであった。新体制になればジュリー氏とは年齢も近く気心の知れた仲。メリー氏のマネージメントをサポートするのではと囁かれている。さらにタッキーとジュリーとの仲を取り持つ役目もある。近藤が事務所に残っているのは事務所安泰を考えてのことと言われています」

 帝国を維持できるか?ジャニーズ事務所の動向が注目される。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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