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株価にもコミットか!?

「負ののれん代」で肥える快進撃・RIZAP株価吊り上げのカラクリ

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株価にもコミット?

あいかわらず強気のCM攻勢にでているライザップ。だが、一部ではすぐにリバウンドするなどの批判もある。とはいえ、企業としては絶好調の様子だが、その裏では妙な動きが……。


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ライザップのダイエットに挑戦したものの、すぐにリバウンドする人が続出し、一部で問題に……。

 RIZAPグループ(以下、ライザップ)の快進撃が止まらない。わずか14年前に設立された健康食品の通販会社は、今や21のグループ会社を抱える企業に成長した。有名人を使い、体型が見事に変身するテレビCM【1】を見ない日はないほどだ。

 2017年3月期のグループ総売上高は、952億9900万円と1000億円に迫り、営業利益は102億1200万円、純利益は78億1800万円を誇る。もはや、単なるフィットネス・ジムの域を超えている。だが、ライザップ急成長の裏には、さまざまなうさんくささが付きまとっている。

 もちろん、企業買収が悪いなどというつもりはない。だが、健康食品の通販から始まった同社が、フィットネス・ジムへと移行していった流れは想像に難くないものの、インテリア雑貨や旅行用品、婦人既製服などのアパレル、印刷・出版から、果ては宝飾品の企業まで買収をすると、そこにはどんな企業理念があるのかと疑問を持つのは当然だろう。

MEMO『RIZAP』
腹のたるんだ人物がぐるりと一回転すると、鍛え抜かれたマッチョマンになるCMで話題の企業。リバウンドが深刻という話も。

 同社の瀬戸健社長は、「シナジー効果」を強調するが、ライザップで肥満を解消した女性に対して、「馬里邑」や「アンティローザ」、「夢展望」で婦人服を購入させるわけにはいかないはずだ。

 となれば、これらの無秩序ともいえる企業買収の裏には何があるのか。そのヒントは“負ののれん代”にある。

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