サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > アイドル誌の企画力に刮目【1】/【ジャニーズ】トンチキ企画

――「Myojo」「WiNK UP」「ポポロ」「POTATO」「duet」、若きジャニーズアイドルが毎月大挙して出演する5大アイドル誌は、実はジャニーズアイドルを好き勝手いじり倒す企画が目白押しだ。ジャニオタ/非ジャニオタ双方の目から見ても引っかかる“トンチキ”企画をピックアップ!

ウェブには出ないジャニタレだからこそできる……のか? 愛されNo.1はA.B.C-Z!アイドル誌トンチキ企画を愛でるの画像1
「Myojo」2017年3月号(集英社)

「頓痴気【とん-ちき】──とんま。まぬけ。人をからかい、ののしっていう語」(デジタル大辞泉)。この罵倒語が、いつの頃からか片仮名の「トンチキ」として、オタク女子の間で広く流通する言葉になった。ニュアンスとしては、設定や内容が突飛であったり過剰すぎて常人にはちょっと理解しがたく、ツッコミどころが感じられるもののそれも含めて面白さ/愛おしさを覚える、といった意味合いを持つ。さまざまなジャンルのオタクが使用するが、中でも登場頻度が高いのがジャニーズ関連である。

 ジャニーズは、トンチキの権化ともいえる集団だ。Sexy Zoneがなぜかドバイの風景の中でのラブソング(?)を歌った「バィバィDuバィ~See you again~」は近年のトンチキ曲の代表格だし、“幻の13月を探しに行く”若手総出演舞台『ジャニーズ・ワールド』もトンチキ舞台として熱い人気を集めている。ジャニー喜多川の壮大かつ独自の世界観をベースに持つジャニーズは、トンチキさがあってこそ輝くものなのだというのは、論を俟たないだろう。

 そしてその魅力は、雑誌においても同様だ。当然ながら、事務所の発行物とは異なり、雑誌は各編集部の編集方針や打ち出す企画に沿って制作される。それはジャニーズのように、メディアコントロールが厳しい事務所であっても同じことだ。提出された企画にOK/NGを出すことはできても、いちから事務所が企画に携わるわけではない。にもかかわらず、ジャニーズアイドルが出演するアイドル誌には、トンチキさが満載なのだ。

 ここでいうアイドル誌とは、「Myojo」(集英社)、「WiNK UP」(ワニブックス)、「ポポロ」(麻布台出版社)、「POTATO」(学研プラス)、「duet」(ホーム社)の5大誌、通称ドル誌を指す。ウェブ媒体には出演しないジャニーズを抱え、今最も雑誌でしか読めないことをやっている媒体といえるだろう。熱心なジャニオタに聞くと、「毎月必ず5誌全部買っています」と言う。

「変な企画やぶっ飛んだコンセプトの写真など、ツッコミどころを含めて楽しんでいます。一番トンチキな企画が多いのは『ポポロ』というのが、ジャニオタの共通認識だと思います。テキストが充実しているのは『Myojo』ですね」(30代ジャニオタ/Kis-My-Ft2担)

 こうした意見に基づき、今回本誌編集部では5大誌すべての1年分を読み返し、現在ドル誌にレギュラーで出ているグループの“トンチキさせられ度”を調査。結果を次ページからの表にまとめてみた。ピックアップした記事の出典を見ればわかる通り、確かに「ポポロ」は相当に変わった企画が多い。

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