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解散総選挙でメディアも大混乱!?

ナベツネが仕掛けた総選挙で、『官兵衛』のNHKが大迷惑!?

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解散総選挙でメディアも大混乱!?

11月9日付読売新聞のスクープでやおら解散風が吹き始め、11月21日に衆議院が解散し、12月2日に公示、12月14日に投開票された今回の第47回衆議院総選挙。与党自民党側が「アベノミクス解散」といえば野党側が「国民生活放り出し解散」などと揶揄するいつもの光景が見られたが、それを報じるメディアのほうもドタバタのようで……。
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『渡邉恒雄 メディアと権力』(講談社文庫) 

【座談会参加者】
A:経済誌中堅記者 
B:全国紙社会部若手記者
C:全国紙政治部デスク
D:テレビ局政治部中堅記者

A 現時点ではまだ選挙期間中だけど、12月14日に投開票される今回の衆院選はドタバタで始まりました。

B そもそも解散への号砲となったのは、11月9日付の読売新聞1面の「増税先送りなら解散 首相検討 年内にも総選挙」とのスクープ記事。当時は消費税率10%への引き上げ見送りと解散が政局的に注目されてたけど、年内解散は半信半疑だった。ところがこの報道をきっかけに、新聞・テレビが一気に解散騒動の取材に走り回ることになったんだよな。

C 読売のこのスクープは、ご存じ”ナベツネ”こと渡辺恒雄・グループ本社会長・主筆が出元の”トップダウン・スクープ”だったというのが永田町の見立てだよね。ナベツネと安倍晋三首相との親密ぶりは有名で、今回も、小渕優子・前経済産業大臣と松島みどり・前法務大臣のダブル辞任などでレームダック化が避けられない安倍首相に対し、ナベツネが「解散・総選挙で求心力を高めるしかない」とアドバイスしたというのがもっぱらの噂だ。

D 安倍さんの頭には、2009年の麻生太郎政権時の”悪夢”があったのでは。麻生さんはあの時、支持率が低位安定してしまったために解散に打って出ることができず、任期満了近くになってようやく”追い込まれ解散”し、結果民主党へ政権交代してしまった。だから、ナベツネさんのアドバイスは渡りに船だったんでしょ。

MEMO『ナベツネ』
読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の渡辺恒雄の愛称。メディア界のドンとして、今回の選挙でもいろいろと暗躍した模様。

A 新聞業界としても、今回の消費増税を避けたいという事情がありましたしね。朝日新聞の誤報問題で、新聞業界が求める消費増税時の新聞への軽減税率適用の雲行きが怪しくなる中で、消費増税自体の見送りと解散・総選挙で事態が白紙に戻るのは好都合だった。現在、日本新聞協会会長は白石興二郎・読売新聞グループ本社社長で、読売は軽減税率の適用に最も熱心と聞きますから、ナベツネさんは、自分の”懐事情”も考慮して動いたとみるのが自然じゃないですかね。

D それにしても、年末の解散総選挙は、年末特番を編成しているテレビ局にとっては大迷惑だろう。NHKは大河ドラマ『軍師官兵衛』の最終回放送を1週間遅らせるし、フジテレビは大型特番『THE MANZAI 2014』の放送時間を1時間半繰り上げ決定。番組関係者は「あれだけカネをかけたのにゴールデンで放映できないなんて……」と嘆いてた。

A 視聴率低迷が続くフジにとっては、泣きっ面にハチですね。でも新聞業界は、政党からの選挙広告の臨時収入でウハウハなんじゃ?

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