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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

“お妾さん”から“枕営業”へ――芸能界で鉄板の下半身を使った営業力

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

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『バイきんぐ単独ライブ「Jack」』[DVD]

 昔、老舗の高級クラブのオーナーママのホステスの訓示を聞かせてもらったことがある。

「あなた方はプロとしてこの道に入ってきたのですから、みなさんが持っている“子宮”を、子供を産むためのものと思っちゃダメよ。これからはその“子宮”が服でもバックでも産む。ちょっと頑張れば車もマンションでも産むことができる。だから頑張りなさい」

 凄い言葉である。ホステス歴四十年を超えるママの経験から出た言葉だろう。要するに体を武器に使えば、女としての財産を築けるという意味である。

 芸能界に例えれば、俗にいう「枕営業」に当てはまる。プロデューサー、監督、主役の役者ら力のある人と仮に一夜だけでも付き合えば、とりあえずの仕事は確保できる。それをステップにトップ女優の座も夢ではない。旧知の元モデルからよくこんな話を聞いた。

「よく事務所の人から“今度、○○さんと付き合いなさい。そうすればテレビに出してもらえる”と言われました。凄く悩んだ。芸能界に憧れていたからまずモデルでスタートした私。チャンスだと思いました。“一晩くらい使っても減るものじゃないだろう”とも言われましたが、やはり私にはできなかった。周囲を見ていると、枕営業したのが露骨にわかる子もいました」

 芸能界はどんな手を使おうと売れた者が勝ち。今も少なからずあるというが、時代とともに芸能界に入ってくる女の子の気質も変わってきているという。

「昔は芸能界に入ること自体、親や親戚が反対した時代。その反対を押し切って入るのだから、成功したいという一心でトップを目指した人のほうが多かった。そのために枕営業も“必要悪”みたいな感覚でしていた女優もいた。なかには政治家の愛人になり、まず生活の安定を得た上で、裏からの権力で芸能界に手を回し女優の座を維持した人もいました」(元芸能プロ経営者)

 実際、目黒や世田谷の一等地の豪邸に一人住まいという女優もいた。主役クラスでもないし、そんな豪邸を建てられるほどの稼ぎがあるとは思えなかっただけに、不自然に映ったものである。

「政治家といえば“お妾さん”と言われ、お妾さんは芸者がポピュラーでしたが、人によっては女優や歌手をお妾にしている人もいた。その時、マンションよりも一軒家のほうが安心。マンションになれば、他に住んでいる人の目に触れてしまう。そこからメディアに漏れる可能性が出てくるが、一軒家ならそれがない。立場上、近所を一緒に散歩したりすることは絶対にないのですから」(一般紙政治担当記者)

 今の時代は違う。特にタレントと呼ばれる子は「なにがなんでも芸能界のトップに立つ」という強い意欲で入ってきた子は少ない。大半は「腰掛」程度の感覚。タレントの卵の子が芸能界に入りたい動機の「○○のような女優になりたい」というのはあくまでも建前。本音は「ジャニーズのファンだから芸能界に入れば、付き合えるチャンスができる」というように、かなりミーハー感覚に「芸能人と付き合いたい」というのが本音。もっとも、芸能界は入っただけで理想の芸能人と付き合えるわけはない。それでも彼女たちには第二、第三の目的がある。理想の芸能人は無理でも、他にはタレントもいるし、野球選手から芸人、さらには「医者や弁護士、実業家といった一流職業の人と結婚できれば、玉の輿に乗れるでしょう。普通のOLをしていたら絶対に無理だから」というシビアーな本音もある。

「そんな子がたくさんいるのだから、芸能界にいる男にとってはまさに“入れ食い”状態。苦労して外に女を探しに行くこともないし、風俗で性処理をする必要もない。相手を選ばなければ、女のほうから寄ってくるのだから、これほどいい時代はない」(芸能関係者) 

 最近もお笑い芸人“バイきんぐ”の小峠英二。スキンヘッドと切れキャラが売りの芸人が、タレントの坂口杏里と熱愛が報じられた。それも、坂口から熱烈ラブコールを送られるというほどのモテぶり。

「坂口良子の娘というだけで、ほとんど売れていないだけに、坂口の売名に近い行動との見方もある。小峠も戸惑っているが、小物同士でも女は芸能界で男を捕まえれば勝ち。とりあえず話題にはなる。昔は男が女に“手を出す”だったのが、今は女が手を出す時代ともいえる。芸能界も草食男子が増えているのかもしれません」(全出)

 ジャニーズに芸人。最近やたらと熱愛が撮られるはずである。
 
ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母親が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。

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