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サイゾー初!?イケメン青田買いインタビュー!!

【古畑新之】村上春樹を読まず、蜷川幸雄を知らずに『海辺のカフカ』主役をゲット!?

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――「Google」のCMで注目を集めた、お団子頭の男の子=古畑新之くんのかわいすぎる正体と、大抜擢の初舞台への意気込みとは?

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(写真/細倉真弓)

 さっと右手を出して、「はじめまして、新之です!」。お団子頭のキュートな男の子は、インタビュー前に握手をしてくれた。外国人男性とルームシェアをしながら日本の名所をGoogleで検索……そんなCMで、素人とも玄人ともつかぬ飄々とした表情を見せた彼こそが、村上春樹原作・蜷川幸雄演出の舞台『海辺のカフカ』の主人公・カフカ役を射止めた古畑新之。「取材って慣れてないから」という彼にオトナの余裕を見せたいと思うものの“友達の弟”みたいな人懐っこい態度に、こちらのほうがドキドキしてしまう。

 まだ謎に包まれた部分も多い彼の正体は、23歳の帰国子女。バイトをしながらバンド活動をしていた一昨年の冬、偶然CMの話がきて「面白い経験ができるかも」と出演を決めたという。その時、芸能界にはまったく興味がなかった。

「でも、ロケバスで撮影に行くあの感じは最初から好き。朝早いと眠いけど『新しいどこかに向かってる』ってテンションが上がる」

 そこで演じる楽しさを感じ、舞台や映画にも挑戦したいと思ったそう。でも、初舞台がこんな大作でプレッシャーはない? と聞くと「実は、オーディションまで蜷川さんのことも知らなくて、話も知らなかった」と肩をすくめる。「稽古が近づいた今のほうが、役が決まったときより緊張してる」のだそうだ。しかし、カフカの人物像については、驚くほどよく考えている。

「カフカは孤独に対してストイックで、トゲの先が丸いバラみたいな男の子。激しい感情は、全部自分の内側にため込んでいるんだと思う」

 独特の表現で一生懸命説明してくれる姿を見ていると、蜷川先生が彼を選んだ気持ちがよくわかる。撮影中も彼はキャッキャと日差しをまぶしがり、つぶらな瞳を細めていた。普通の23歳よりも少年っぽいこの雰囲気に魅了されてしまったんだろう。

 そして、帰り道で思った。この手、しばらく洗わないでおこう。

(構成/大高志帆)

古畑新之(ふるはた・にいの)
1991年2月27日、パリ生まれ。幼少期をフランスとアメリカで過ごす。高校卒業後、アマチュアで音楽活動を行うとともにCMや広告にも出演し、注目を集める。趣味はスケートボード、楽器の改造、散歩。

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舞台『海辺のカフカ』
村上春樹のベストセラーを蜷川幸雄演出で再演。「世界で最もタフな15歳になる」と決意した主人公と、彼にまつわる人々の物語は次第にシンクロしていく。期間/6月21日~7月5日 会場/赤坂ACTシアター ※埼玉・大阪・北九州公演あり 料金/S席11000円 ほか 
お問合せ/03-3490-4949

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