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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

今度は飛鳥か? 元アイドルが明かした芸能人が薬物に走る理由

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

「シャブ&飛鳥の衝撃」

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ASKAのソロ・アルバム12

「週刊文春」が報じた人気デュオ"CHAGE and ASKA"の飛鳥涼の覚せい剤使用記事はまさに衝撃的だった。タイトルが傑作と、思わず手にした記事は確信を突いている。覚せい剤吸引ビデオの詳細に加え、友人の証言などで構成されているが、それは流れていた噂の域を超え、決定的なものだろう。事務所は「事実と違う」と即座に否定しているが、「覚せい剤使用を決定づける証拠がない限りできない記事。もし、事実無根というのなら、名誉棄損ではすまない。飛鳥側は反論すればいいのに、"抗議する"とだけで、具体的な反論はなし。暗に認めているように思えてならない」とワイドショーの芸能デスクも首を捻る。

 それにしても芸能界の麻薬汚染は後を絶たない。近年では酒井法子の覚せい剤使用や清水健太郎の7度目の逮捕が記憶に新しいところだが、芸能界の過去を紐解いても、歌手、役者と枚挙にいとまがない。

「誰かが麻薬で捕まるたびに過去の事例を出しますが、多分、全員を出したら新聞の上から下まで連なるほど。出す場合は近年の数人だけに留めている。あまり過去の芸能人を出すと、知らない人もいるわけだから、"寝た子を起こす"ことは止めてほしいと言われます(笑)」(スポーツ紙芸能担当)

 麻薬に手を出すケースはさまざまだが、多いのは遊び仲間や遊ぶ現場がきっかけになるケースが多い。特に芸能人ともなれば、「金になる。有名人の弱みを握ることができる」と売人は近付いてくる。ちょっとしたはずみで手を出したのが運のつき。病みつきになるケースが多い。何度となく覚せい剤で逮捕された元アイドルのAから聞いた体験談を紹介する。

 Aは一時、芸能界を引退。都内でミニクラブを経営。順調に店は軌道に乗っていた時だった。店で働いていたホステスと男女の関係になり、彼女から覚せい剤を薦められ使用するようになったという。

「エッチしたい盛りでしたからね。気持ちいいことってより高い快楽を求めるようになり、エスカレートする。それがSMなど変態プレーに走る人もいるのでしょうけど、やはり覚せい剤に勝るものはないと思う。覚せい剤を使えば何度でもエッチは可能ですし、なかなかイカない。男も女も極限の快楽を得られる。もう覚せい剤なしのセックスは考えられなくなる。次第に快楽の追及になってしまう」

 逮捕後、Aはこう話していた。

「多分、元々、暴力団の人が彼女を僕の店に送りこんだのだと思う。店が儲かっていたのを知り、彼女を近づけ、覚せい剤漬けにして、金を絞れるだけ絞りとり、店を潰すというやり方。昔の水商売の世界では普通にあったことです」

 二度目の刑務所暮らしから出所してきた時、Aのささやかな出所祝いをしてあげた。「焼き肉が食べたい」というので、赤坂の芸能人御用達の焼肉屋で肉を食べながら歓談した。

 久しぶりに見るAは別人のように見えた。規則正しい生活で太り、太陽光不足からか肌は真っ白。アイドル時代の面影もない。なによりも驚いたのは、歯がスキマだらけで一部の歯はボロボロになっていたことだった。

「覚せい剤の後遺症ですよ。真っ先に歯や髪にくるそうです」と言っていた。刑務所暮らしを聞きながら、ふとこう漏らした。

「通り過ぎる女性を食い入るように見ながら街を歩いてしまうんです。しかも、女性への見方が普通じゃない。女性を見るとやはりセックスを思い出してしまうんです。それも覚せい剤を使用した強烈な快楽が頭のなかに広がるようで、我慢できなくなる。ダメですね(苦笑)。都会にいると誘惑しかない。止めるには若い女の子のいない田舎暮らししかないかもしれませんね。近いうちに都会を離れようと思います。覚せい剤を絶つためにも」

 そう語っていたのも束の間、Aは数カ月後にまた覚せい剤で逮捕された。一度やると二度。二度やると三度、四度と手を出すのが麻薬の怖さである。

 麻薬は幻覚症状があり芸能人にとっては、音楽性を高めるとか、普段の嫌なことを忘れられるというが、一般的には快楽を求めることが目的で使用するケースが多いと言われている。麻薬を介在させた性行為は歯止めが効かなくなるのだ。押尾学受刑者が使用した合成麻薬"MDMA"はまさにセックスの目的に使用されているものだ。

 酒井が覚せい剤を使用したきっかけは元夫だったように、芸能界の麻薬逮捕者を見ても男女共に逮捕されたケースは少なくない。いしだ壱成然り、田代まさし然りだ。槇原敬之は女性ではなく、新宿二丁目のオカマさんだったが。

 飛鳥の場合は今のところ女の影はなさそうだが、果たして、飛鳥の覚せい剤疑惑はどのような展開を見せるのか、注目される。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母親が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。


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