サイゾーpremium  > ニュース  > 社会  > 【社会】NTT新社長は、"電電公社復活"最右翼!?
1207_ntt01.jpg
『NTTの深謀』(日経BP社)

 NTTグループ最大の稼ぎ頭・ドコモを筆頭に、NTTグループの再統合をもくろむとも噂されるが……。

 この6月22日付で、NTTグループを統括する持ち株会社の社長に、鵜浦博夫氏が副社長から昇格する。グループの主要各社も、NTTドコモ社長に加藤薫取締役常務執行役員が、NTT東日本は山村雅之常務、NTT西日本は村尾和俊副社長、NTTデータは岩本敏男副社長が、それぞれ内部昇格し、トップの顔ぶれが一新された。

 そして、この鵜浦新社長に、ある“噂”がささやかれている。それは、「NTTグループを、巨大な“ひとつのNTT”に再統合しようとしているのではないか」というものだ──。

 鵜浦氏は、2010年に南アフリカのシステム会社「ディメンション・データ」の買収を成功させたことで評価されており、NTTグループの中で最も海外志向が強い人物と目されている。記者会見でも「NTTグループの舵取り役を担うわけであるが、後輩たちから『あの時にこういう航路変更を行ってくれていてよかった』と言ってもらえるような舵取りを行っていきたい」と、野心を匂わせるコメントを残している。NTTグループのある社員は「新社長は、『ライバルは海外』という認識の持ち主です。海外展開はもちろん、いわゆる通信事業以外の分野にも、いろいろチャレンジを考えている」と評しており、グループ内でもアグレッシブなイメージが浸透している。

MEMO新社長
NTTグループ持ち株会社の新社長に就任する、鵜浦博夫氏のこと。1949年生まれの63歳で、前社長・三浦惺氏の右腕として活躍。

 先のディメンション社の買収は、総額2860億円という大がかりなものだったが、さかのぼること00年にも、当時の為替レートで約5000億円もの巨費を投じ、米国の通信事業者「ベリオ」を買収するなど、これまでもNTTグループは積極的な海外投資を行ってきている。通信ビジネスの売り上げは人口や産業規模に左右される上、すでに通信の普及率は100%に近い飽和市場だ。高齢化が進み人口減少社会に突入した日本だけでビジネスを続けても縮小は目に見えており、NTTの成長のためには海外進出は不可欠なのだ。そして、そのための鵜浦氏の新社長就任、というわけだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年10月号

大和田南那"青の衝撃"

大和田南那