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神保哲生×宮台真司 「マル激 TALK ON DEMAND」 第61回

北海道警裏金問題から見える記者クラブの監視能力と疲弊【前編】

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ビデオジャーナリストと社会学者が紡ぐ、ネットの新境地

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今月のゲスト
高田昌幸[ジャーナリスト]

──03年に発覚した、北海道の旭川中央警察署の裏金問題は、その後、北海道警察全体で行われていた組織ぐるみの問題へと発展した。当時、北海道新聞のエース記者であり、裏金問題報道チームの指揮を執っていた高田氏は、今年6月に退社、フリージャーナリストの道を選んだ。その裏には、道警と道新の癒着ともいえる、不健全な関係があったと高田氏は語る。さらに、昨今、メディアの既得権益だと批判される記者クラブには、一方で権力の監視機関として機能させることもできると続ける──。そんな同氏と共に、警察とメディアの関係について、深く考えてみたい。

神保 今回のテーマは「警察とメディア」です。裏金問題など、警察の腐敗が明らかになった時、普段、メディアが警察と持ちつ持たれつの関係にあることが、その追及にどう影響をするのか。この問題は、ジャーナリズムが生き残れるのか、という根本的な議論にもつながります。

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