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第1特集
中国マフィアと中華料理のオイシイ関係【3】

中華料理大好き人気ラーメン店主が行く! 裏社会の"入り口"中華料理店レポート

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──取材を進める中、「あの店では怪しげな売買が行われていた」「暴力団幹部たちが密会していた」など、"裏社会の有名店"情報が耳に入った。そこで、年に数度は中華料理研究のために中国に渡るという某ラーメン店店主に、アウトローが愛する"名店"をレポートしていただいた。

武闘派かつ知能派!?

■東北、四川なんでもありのバトルロイヤル中華
錦糸町 T

【料理レポ】

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東北地方をルーツに持つ「怒羅権」とのつながりが指摘される店だが、「四川」「東北」が並び立つ、呉越同舟的なメニュー構成。前菜が380円~というロープライスで並んでおり、点心数品とメイン料理で飲み食いしてもひとり2000円台で収まるだろう。化学調味料がやや強めに効いているほか、炒め物の火の通りも、どちらかといえば中国人向け。日本的な中華料理クオリティを期待するなら、やや好みが分かれるかもしれない。

【環境レポ】

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南米系、中国系の外国人がひっきりなしに行き交う「裏錦糸町」の一角にあり、ストリートは緊張感がヒシヒシ。煌々と光る店の電飾看板が存在感を発揮する。しかし、店内は座敷も備えた"日本風"中華料理店の仕様。在留中国人も多数訪れてはいるものの、地元企業、錦糸町地元民の飲み会にも多用されている様子だ。ゴールデンタイムともなると、フロアに大音量で流れるテレビのバラエティ番組が、なんとも微妙なお茶の間感を醸し出す。

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