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連載
萱野稔人の"超"現代哲学講座 第1回

学べば頭がよくなる!? 知的実践としての哲学

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第1回テーマ
「哲学とは何か?」

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[今月の副読本]
『権力の読みかた』
萱野稔人/青土社(07年)/1890円
権力関係のない社会はありえない……ミシェル・フーコーがこう説くように、社会は権力を土台に成り立っている。利権、暴力、ナショナリズムなど、権力がうごめく現代社会を、理論的に読み解く。


 僕は大学で"哲学"を教えていますが、ときどき学生から「哲学ってなんですか?」と聞かれることがあります。特に僕の場合、プラトンやアリストテレスに始まってヘーゲルやハイデッガーに至るような哲学史をそのままなぞるような授業をしていませんから、余計に謎なのでしょう。ほかにも哲学というと、最近では、安楽死や尊厳死は許されるのかとか、富者から貧者へと強制的に財の再分配をするのはどこまで正当化されるのか、といった「正義」をめぐる応用倫理学がはやっていますが、そういった話題も僕の授業ではあまり取り上げません。だから学生たちは最初戸惑ってしまうのかもしれないですね。「哲学の授業では(高校までの)倫理のようなことをするのかと思ってた」という学生もたくさんいますから。

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