サイゾーpremium  > 特集2  > 鎮座DOPENESS登場! ヒップホップ...

──抜群のスキルで日本語とラップの関係性を軽妙洒脱に再構築している、鎮座ドープネス。2010年代の顔となり得るそのラッパーに、『クラブカルチャー!』や『女装する女』の著者として知られる湯山玲子女史が話を訊いた。

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 YouTubeとツイッターの時代になり、元気を取り戻したのが音楽ジャンル。業界は氷河期だと言われているが、次の時代を予感させてくれるような才能は、そちらの売り上げとは関係なく、かつてない速さと、リスナーの実感を伴い知れわたっていく。

 鎮座ドープネスを知った系こそがまさにそれだった。あるフォロワーからのツイッターのつぶやきで、YouTubeのタグに飛んでみると、渋谷の路上でフリースタイル・ラップをする彼の映像。道で会った仲間との挨拶やおしゃべりのような関係が即座にラップになり、彼の口から飛び出してくる。自然体、と言うのは簡単だが、私のようなジャンルの素人でもそれを支えるスキルがとてつもなくスゴいのは、すぐに理解できた。

 そんな彼が昨年発表したアルバム『100%RAP』は、ヒップホップお得意のメッセージ性や「俺節」とは感触の違った、生活の中にふと立ち現れる情感や言葉を覚えたての子どものお遊び感覚にあふれ、日本語ラップのひとつのおもしろい到達点になっている。

──そもそもヒップホップとは、どのように出会ったんですか?


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