サイゾーpremium  > 特集  > 巨匠の出世作からアカデミー賞受賞作まで─...

──当特集【1】では、イタリア・マフィアの歴史を中心に、裏経済への影響や権力者とのつながりについてリポートしてきたが、やはり身近にマフィアを感じるときといえば、彼らを題材にした映画を観たときだろう。その中でも出色の作品を、マフィア映画評論家・山田吐論氏に選んでもらった。

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山田吐論氏が著した『実録マフィア映画の世界』

 今でこそ珍しくないイタリアやアメリカを中心としたマフィア映画だが、かつては製作者側にとって「タブー」だった。

「あの『ゴッドファーザー』でさえ1作目は出資会社がマフィアから脅迫され、公開に当たって莫大な金を支払ったと言われています。現に作中では"ファミリー"という言葉は出ても、"マフィア"という単語は一度も出てこない。ですが、作品が大ヒットすると、ある種紳士的に描かれたマフィア像に彼らも喜んだのか、『もっとつくってくれ』と続編を望んだらしいですが」(映画評論家・山田吐論氏)

 マフィア映画には、史実をもとに製作されたものが珍しくない。今日のマフィア像をつくり出した『ゴッドファーザー』の主役の親子も、ニューヨークで大ボスとして活動したシチリア系のボナーノ親子がモデルとなっている。

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