サイゾーpremium  > 特集  > 広報記事に終始する、今のヤクザ報道は退屈...
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溝口敦氏。(写真/田中まこと)

 ここまで解説してきた福岡県暴力団排除条例による出版物の規制は、言論の自由を侵害するものである一方、暴力団を取り巻く環境が厳しさを増す中、メディアのあり方も問われていることも事実だ。暴力団に関する多数の著作を持つ、ジャーナリストの溝口敦氏に、今回の条例そしてメディアと暴力団の関係について話を聞いた。

──4月1日、福岡県警はコンビニエンスストアや書店に対して、一部の暴力団を扱った雑誌やマンガなどを撤去するよう要請し、コンビニからは、指摘された雑誌・マンガは撤去されました。作者からは反発も起こっています。溝口さんの著作は含まれていないようですが……。

溝口 なぜ、僕の著作が含まれていないかはわからないけど、福岡県警は清水建設に対する発砲事件【註】など、今年に入ってから8件の発砲事件のうち、容疑者を捕まえられたのはわずか1件(5月3日現在)。雑誌を規制する前に、県民の治安を守ることが職務である県警が、最低限の義務すら果たしていないことに疑問を感じますね。

──県警はこうした要請をする理由として、「暴力団を美化する風潮があることから、誤った憧れを抱いたまま暴力団に加入する青少年が多数存在している」としています。

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