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第1特集
「小悪魔ageha」が火をつけたトラウマ語り

ケータイ小説没落の穴を埋めるギャルたちの"闇"と"病み"自伝

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──ケータイ小説ブームが過ぎ去った2009年。だが今年は、「小悪魔ageha」【1】のフィーバーと、それに便乗したようなあまたのギャル本が世に出た年でもあった。ケータイ小説から自分語りに移行したギャル本の動向と、彼女たち自身の変遷を、ケータイ小説評論家・速水健朗が総括する。

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表紙をめくってすぐの見開きに載せられたこの写真はネットにも転載され、「不謹慎だ」「バカにしている」などと批判を招いた。

 昨年から続いた「小悪魔ageha」フィーバーは、昨年末に死去した飯島愛の追悼記事を載せた今年初めの同誌3月号で頂点に到達した。見開きページに50数人の合掌したアゲ嬢(同誌専属モデルのことを指す)たちが圧縮された写真は、五百羅漢像を上回る神々しさ、そして不気味さを兼ね備えたものだった。これだけインパクトのある雑誌記事を見るのは久々である。

 雑誌不振のこの時代に同誌を創刊し、3年余りで公称30万部という部数にまで育て上げた編集長・中條寿子は、時代の寵児になった。昨年の盛り上がり以降、「AERA」(朝日新聞出版)の「現代の肖像」、「週刊朝日」(同)の林真理子の対談連載、そして国分太一と井ノ原快彦の番組『R30』(TBS)など、メディアに露出しまくった。

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