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第2特集
上戸彩 人気のヒミツを徹底解明【2】

最低視聴率3.6%も今は昔"ウェッティー"10年の軌跡

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──上戸ちゃんの芸能人生を、おさらい。どんな低視聴率でも仕事が途切れない、この強さをとくと見よ!

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【註1】年表に記載されたものが、上戸彩さんのお仕事のすべてではありません。【註2】年表内の視聴率はすべてビデオリサーチ調べ(関東地区)↑画像をクリックすると拡大します。

女優としての上戸彩に通底するもの、それは、コスプレである。その最初にして最大の例が、映画『あずみ』(03年)であろう。彼女はこの作品で、出世作『3年B組金八先生』(01年)で獲得したボーイッシュなイメージを最大限に発揮してみせ、この年の各種映画賞で注目を集める。

 上戸はその後、『エースをねらえ!』(04年)の岡ひろみや、『アタックNo・1』(05年)の鮎原こずえなどのアニメヒロイン、単発ドラマでも美空ひばり(05年)や李香蘭(07年)などの芸能ミューズを演じる、いわばコスプレ的な女優展開を見せていく。『アテンションプリーズ』(06年)のCAや、『セレブと貧乏太郎』(08年)でのセレブ役も、職業モノとしてコスプレの延長線上に位置するだろう。しかし、これだけ多くの役柄を演じていても、代表作を挙げるとなると迷わされる。いずれも、作品としての印象は薄いのだ。

 それは、どんな役を演じようと、上戸彩という"存在感"が前に出てしまうという個性の強さによるものだろう。いや、個性が強すぎるからこそ、何を演じてもコスプレになってしまうといったほうが正確か。

 何にでも当てはまり、すなわち何者にもなりきれないという、悲しくも美しい強烈な"華"。それが、女優としてではなくCMでこそ成果を挙げ続ける、上戸の魅力なのである。

(構成/エリンギ、岡島紳士、下元陽(BLOCKBUSTER))

"黒歴史"Z-1時代にも上戸ちゃんは輝いていた!!

 2001年12月31日。地下アイドルの聖地と呼ばれるライブハウス・四谷Live inn Magic。大晦日の夜を寂しく過ごすアイドルオタクたちの前に十数組のマイナーアイドルがステージに現れた。その中のとある4人組ユニット。持ち曲はあるがCDはほとんど売れていない。それでもけなげに笑顔を振りまき、ZONEの「secret base〜君がくれたもの〜」を歌う......。そんなアイドルユニット「Z-1」の一員として活動していたのが、当時16歳の上戸彩だった。

「第7回全日本国民的美少女コンテスト」にて審査員特別賞を受賞した上戸彩、音楽部門賞を受賞した根食真実、そして本戦に出場していた西脇愛美、藤谷舞の4人により、98年7月に結成されたこのユニット。活動休止する02年8月までの4年強もの間、デビューシングル「Vibe!」を含めシングル5枚をリリースするなど精力的に活動していたが、現在上戸の公式プロフィールからは抹消されている。

 しかしながら、Z-1への事務所からの推しは強く、懐かしのアニメソングを歌う『快進撃TVうたえモン』(フジ)など、ゴールデンにレギュラー番組を持っていたほど。一般的な知名度は皆無に等しいにせよ、マイナーアイドルシーンにおいての人気は高く、特に上戸はダントツ。当時からひときわメジャー感を放って輝いていた存在だった。

 ちなみに上戸ブレイク後、他の3人のメンバーはそれぞれソロ活動を開始。が、09年現在、西脇愛美が事務所から独立しロックバンド「TAROCK」のボーカルとして地道な活動をしている以外、他メンバーの音沙汰は不明だ。いつしかZ-1の黒歴史化が解除され、上戸彩の口からあの懐かしい時代について語られる日は来るのだろうか?



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