【滝藤賢】70歳、80歳を過ぎても俳優を続けたい──名バイプレイヤーが目指す境地

――谷口ジロー原作漫画の実写化映画『遙かな町へ』で、「昭和の父親」を演じる滝藤賢一。さまざまな役を演じ分ける売れっ子バイプレイヤーは、一体どんなバックグラウンドで育まれたのだろうか。

(写真/永峰拓也)

昭和のミステリ作家・横溝正史のベストセラー小説の4度目の映画化となる『八つ墓村』では久弥と要蔵の二役、今年は『踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』『私はあなたを知らない、』にも出演するなど、滝藤賢一は名バイプレイヤーとして映画に出ずっぱり状態が続いている。人気漫画家の故・谷口ジロー氏の同名コミックを実写映画化した『遙かな町へ』は、48歳になる建築デザイナー(大谷亮平)が両親の健在だった昭和時代にタイムスリップするというもの。大人向けのファンタジー映画で、滝藤は洋裁店を営む「昭和の父親」を演じている。

「原作があれば読むようにしています。台本に書かれているのは結果ですが、原作にはそこに至る過程も書かれているので役づくりのヒントになりますから。谷口ジローさんの漫画は『孤独のグルメ』しか知らなかったんですが、オファーをもらい、『まんだらけ』で買い集めました。谷口さんの世界にどっぷり浸かりたいと思ったんです。『父の暦』もいいし、『センセイの鞄』もよかった。『センセイの鞄』は小泉今日子さんと柄本明さんでテレビ映画化されていますが、20年後くらいに再び映像化される機会があれば柄本さんが演じられたセンセイ役をやりたいですねぇ(笑)」

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