【藤井美菜】ソウルのカフェでひとりお茶していたら、店員さんがサプライズでケーキを持ってきてくれて。25歳の誕生日前夜、突然中島美嘉さんの「雪の華」が流れてきたんです。

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(写真/三浦太輔・go relax E more)

Touching song

中島美嘉
「雪の華」

2003年10月にリリースされた10thシングル。04年に韓国で放送されたドラマ『ごめん、愛している』主題歌としてカバーされ、韓国でも大ヒットした。


 親が転勤族だったので、小さい頃から石川、千葉、新潟と転々としていて……いちばん記憶に残っているのは、新潟ですね。9歳から6年間住んでいたので。で、新潟に引っ越したばかりの頃、親が市民ミュージカルのオーディションのチラシを持ってきてくれたんです。それで、軽い気持ちで受けてみたら受かって。それから中学までは、ずっと市民ミュージカルをやってました。

 その頃は、歌番組をよく観ていましたね。『HEY!HEY!HEY!』とか『うたばん』とか。初めて買ったCDは、森山直太朗さんかな?中学生の頃だったと思うんですけど。その中に「高校3年生」という曲があって、「卒業したら、君ともお別れだね」みたいな淡い感じの恋の歌なんですけど、それが当時の自分の気持ちと重なったんですよね。中学時代も市民ミュージカルは続けていたんですけど、本格的に女優の仕事をするならやっぱり東京だなって思ってもいて。それで母親と約束したんです。首都圏の高校に合格したら、上京してもいいって。だから、森山さんの「高校3年生」を聴きながら、「いつか自分も上京して……」みたいなことを思っていたのかな。

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