【岸井ゆきの】モータウンサウンドも聴くようになって、『ウォー』は本番前に必ず聴いてますね。「フーッ!」ってテンションを上げていくんです。

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(写真/三浦太輔・go relax E more) 

Touching song

エドウィン・スター
『ウォー』
モータウンレコードなどで活躍したアメリカ出身のソウルシンガーが1970年にヒットさせた1曲。邦題は「黒い戦争」で、反戦歌として知られる。


 小学生のときからずっと好きなのはゴスペラーズですね。もう全曲ソラで歌えるくらい好きなんです。そもそもは母が聴いていたのを聴いて、私もすごく好きになって。11歳のとき、母に連れられて初めて行ったライブもゴスペラーズでした。母がすごくミュージカルとかお芝居が好きな人だったので、劇団四季のミュージカルとかよく連れていってもらってたんです。『ライオンキング』『キャッツ』『夢から醒めた夢』『ユタと不思議な仲間たち』……特に『ユタと不思議な仲間たち』は、もう何度も観ていて強く印象に残っています。だから、ミュージカルの影響も強く受けているかもしれませんね。物語を伝えるために歌っていて、生まれ持っての声質を最大限に活かすために肉体ごと訓練して、それを表現していく姿が職人のように見えてすごいなって。ゴスペラーズも、まったく違う声質の5人がそれそれ違うアプローチをしてひとつの歌になっている、計算されている美しさというか、そういうところにもすごく惹かれるんです。

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