【笑い飯×倉本美津留】──"タブー"を侵して笑いにする。ゆえに面白い

(写真/磯部昭子 A/M)

 笑い飯は面白い。今さら何をか言わんや、である。しかし、彼らのすごさに麻痺してしまった人も少なくないのではないか? そんなM-1なき今、笑い飯がどうして面白いのか、思い知らせてくれるソフトが現れた。ベタにもシュールにも見える世界を、徹底したバカバカしさでコーティングしたコント集『パン』である。DVDをプロデュースした倉本美津留になぜ「笑い飯は面白いのか?」を聞きつつ、笑い飯をM-1で高く評価した島田紳助についても聞いた。

哲夫 「『パン』は誰も見たことなくて、「なんか笑うてまう」みたいな作品ですね。こういう漫才じゃないのも、やりたかったんです」

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