「家電批評」西尾崇彦 総編集長──家電批評誌が恐れるタブー企業はどこだ!?

 家電業界ってタブーの多そうなイメージがありますか? 実はその逆で、結構オープンな業界なんです。「新製品レビューを書きたいから、製品を貸してくれないか」と担当部署にお願いすれば、企画の内容にかかわらず、基本的に貸してくれるんです。

家電批評(10年5月号)

 特にSONYは開けていて、駄目出ししても何かを言われたことがありません。広い世界を向いてる大企業ですから、懐が広いですね。

 T社もオープンで、P社は白モノ(白色を基調にした冷蔵庫や洗濯機など、主に主婦の利用が多い家電)は面倒くさいけれど、黒モノ(黒色を基調にしたステレオやテレビなど、主に男性の利用が多い家電)は誠実に記事を書いている限り、苦情は来ません。

 S社とH社からは「『家電批評』とはお付き合いしません」と言われているため、独自ルートを駆使して性能を検証しています。ただ現実として最初に挙げた3社が現在の家電業界を牽引してるので、それ以外から無視されても、そんなに困りませんね。

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