サイゾーpremium  > 特集  > 「週刊金曜日」平井康嗣 編集長──怖いの...

 今回あらためて考えてみたんですけど、そもそも「週刊金曜日」自身がマスコミタブーの少ない出版社であることを差し引いても、最近、世の中的にタブーがなくなってきている印象があります。

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週刊金曜日(10年9月17日号)

 例えば、「菊(皇室)と鶴(創価学会)批判はタブー」とされがちですが、取り上げる媒体は意外と多いし、そもそも「天皇制は触るだけで怖い」というのは大きな誤解。批判的な内容であれ、マジメに議論する分には抗議なんてほとんど来ないんです。

 企業批判も以前ほど怖くなくなっています。金曜日では06年に『電通の正体』『トヨタの正体』の2冊を出版して、そこそこの売り上げを記録したんですけど、それは広告に依存するほかのメディアには、当時の電通やそのトップクライアントであるトヨタを批判できなかったから。でも、今や電通は上場企業。コンプライアンスが厳しくなってきているので、「日本のCIA」ともいわれていたかつてのようには振る舞えなくなった。一方、トヨタもリーマンショック後、グループで大規模な派遣切りをし、米国で事故報道があったくらいからメディアに当たり前のように叩かれる存在になっています。

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