キラキラな青春を感じさせてくれるSPEEDの美しさ

──男なら誰でも心の中に存在しているであろう"マイベスト美少女"。そこで、小説、マンガ、映像、格闘技など各界の"美少女通"たちにご登場いただき美少女を指名! その胸に秘めた美少女への想いを、心ゆくまでぶちまけてもらった。

デビュー当時は初々しかったSPEED

[岡宗秀吾的My Best Beautiful Girl]
SPEED

1996年デビューのダンスボーカルグループ。メンバーは、島袋寛子、今井絵理子、上原多香子、新垣仁絵。00年に解散したが、08年、日本テレビの『24時間テレビ』にて本格再結成。

 本来、僕自身は年上の女性が大好きなんですが、美少女に求めるのは、"青春感"ですね。

 同じマンションのリコちゃんっていう14歳のコが、近所でバトントワリングの練習しているんですけど、それがバッキバキにカワイイ(笑)。大人の女性はどこか「男にウケよう」なんて計算を働かせる。タレントさんなら、なおのことですよね。だけど、素の少女たちは、たとえ美人であっても、そんな野心もなくキャッキャ盛り上がれる。傍から眺めていて「ああ、このコは絶対オレに興味ないな」って感じがあるじゃないですか(笑)。異性を意識しない"ムダな美しさ"に惹かれますね。

 そもそも青春感の魅力に気づいたのは、神戸の実家でブラブラしていた19歳のころ。ある夏の夕方、クルマを走らせていたら、女子高生がラクロスのラケットを肩に担いでバランスをとりながら中央分離帯を歩いているのを見たんです。ひとりだったから、同級生に見せるわけでもない。テンションが上がっちゃって、勝手にひとりでふざけてるんです。あのムダにカワイイ光景が今も忘れられないですね。

 唯一、そんな青春感を体現していたタレントさんを挙げるなら、デビュー当時のSPEEDかなぁ。4人のオフショットをつなぎ合わせた『Luv Vibration』のPVは、まさに青春感が詰まってます。どうでもいいギャグでずっとケラケラ笑えちゃうような、女子のお泊まり会的なノリなんですけど、それってやっぱり10代にしか出せないんですよね。あまりにキラキラしてるから、当時、毎日観てましたもん(笑)。

岡宗秀吾(演出家)
おかむね・しゅうご。1973年、兵庫県生まれ。バラエティ番組などを中心に制作。有名大学サークルが宴会時のイッキコールを競い合う『全日本コール選手権』や『とにかく金がないTV』を手がける(共にDVDとして発売中)。

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