>   >   > 『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【36】/文春砲を食らった?【七瀬】ふたたび
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『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【36】

恋愛経験は無いよりあったほうが良い――【西野七瀬】ふたたび……?

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『西野七瀬』

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5月19日、乃木坂46の西野七瀬とテレビディレクターとの熱愛が「週刊文春」(文藝春秋)によって報じられた。しかし、まったく話題になっておらず、ひょっとすると皆、西野が主演した『電影少女』(テレビ東京系)の話だと勘違いしている可能性が高い。


「トーシロは黙ってろや!」

 担当編集とLINEのやりとりをしている最中、私は思わず声を荒らげ、いしだ壱成のツイートばりの暴言を吐いた。今回のマイフレンドを誰にするか決めていたところである。ローラ、倉科カナ、思いきって松居一代とか? そんな時、担当から驚愕の返信がきたのだ。

「西野七瀬どうスか?」

 西野七瀬? 乃木坂46の? 何かした? これほどのタマなら、私レベルの一般人でもとっくに耳に入っているはずだ。知らないはずはない。そもそも私は、会社にいる時間の大半をヤフトピチェックに費やしている男である。窓際の西国分寺ちゃんをナメてもらっては困るのだ。

「西野七瀬が、あにしたっていうだよ!」

 怒りのあまり、もはや志村口調である。ただ「キレる時は、100%こちらに非がない時だけ」が信条の私だ。ここはひとつ、ちゃんと調べてから責めようではないか。かくして検索したところ、あっさりとひっかかったのである。西野七瀬とテレビディレクターとの熱愛報道が。どうやら文春砲のようだ。

 思うところはいろいろあるが、まずは私の無知からの非礼を担当に詫びた。ただ、先ほどからの私の暴言は心の声なので、担当には一切伝わっていない。よってキョトンとしていた。非難されているのに謝らないのは世間を騒がせるが、非難されていないのに謝るのは世間を困惑させるだけである。

 それにしても、剛力彩芽といい、西野七瀬といい、どうしてこう「最近可愛くなったな、好きになっちゃうよ」と思った矢先に恋人が発覚するのか。彼氏ができたからキレイになったのか、私が好きになると彼氏ができてしまうのか……なんだかもう、人を好きになることが怖くなっちゃうよね。

 まあ、とにもかくにも今回は西野七瀬ということで、まずはソースを確認しようとしたのだが、奇妙なことが起きた。この原稿を書いている時点で「週刊文春」にこのネタが載っていないのである。バックナンバーも「文春オンライン」も確認したが見当たらない。そもそもテレビ、新聞、ネット媒体等、まったくこのネタが扱われていないのである。

 なぜだ、なぜここまで話題になっていないのだ。なんだろう……このスキャンダルが見えているのは私だけなのか? 実は西野七瀬の相手は私で、スクープを恐れるあまりに見た幻想だったとか。生きているつもりが、本当は死んでいましたみたいな感じで。

 困惑しながらも、最初に目にしたネット記事に戻る。「日刊サイゾー」と「ギャンブル ジャーナル」だ。どちらもサイゾー運営のサイトである。すわっ! ひょっとしてサイゾーのフェイクニュースか!? しかも「って文春が言ってたよ」という新たな試み。もはや、スネ夫のやり口である。

 そんな私の疑いを見透かしたかのように担当から連絡が。いわく「ソースは、『直撃! 週刊文春ライブ』っていうニコ生の有料チャンネルです」とのこと。良かった、病気の子どもはいないんだ。とりあえず、サイゾーのフェイクニュース疑惑が晴れたところで、ようやく事の詳細を確認できたわけだが、今回のスキャンダル、2年前のものらしい。

 笑止。こちとら恋愛対象がバツイチ子持ちから、最近ではバツ2にまで広げようとしているところ。恋愛経験は無いよりあったほうが良い。むしろ好都合だ。

 また、お相手がディレクターというのも好感がもてる。女性芸能人のお相手が一般人とされながら、実際のところはどこぞの社長であったり、よくて電通社員という現実。食卓にキュウリの詰まったちくわが並ぶような本当の意味での一般人にとって、これは非常に夢のある話だ。ディレクターってことは職場恋愛アリってことでしょ。人材不足が叫ばれるテレビ業界において、希望者が増えるキッカケになるはずだ。

 それにしても、なぜ報道が「文春ライブ」のみなのか。なんでも6月16日にこの続報を放送するらしい。世間もそれを見た上で判断するつもりで、この件に関して静観しているのかもしれない。そして、恐ろしいことにこの原稿が載るのは、続報が放送された後。場合によっては、まったく的外れになる可能性もあるわけだ。

 まあ、その時は「やあ、サイゾーがフェイクニュース流してらぁ」くらいに思っていただければ幸いだ。結果、私の手でフェイクニュースを流すことになってしまい、担当編集には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、さっき1回余計に謝っているので、これに関しては謝らないつもりだ。

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
七瀬といえば、相川七瀬が思い浮かぶ世代の独身中年男性。橋本奈々未の芸能界引退も実はフェイクニュースではないかと未だ怪しんでいる。


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