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サイゾーpremiumに、ついに山王連合会のアノ人が!

佐藤大樹って何者だ!? 映画『HiGH&LOW』の裏話と、EXILEの末っ子が抱く大いなる野心

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「花粉症がそろそろツライんですよね」「今日履いてるズボンはNAOTOさんのブランドのものなんですよ!」などなど、撮影中もたくさんお話してくださり、EXILEの末っ子の愛され力を垣間見ました。<↑画像をクリックすると拡大します。>

現役のEXILEメンバーから「オフ会」という言葉が飛び出したことに驚きを覚える。そもそも、数多いるハイローキャストの中で本サイトが今回、佐藤大樹にインタビューを申し込んだのは、メディアやSNSを通じた彼の発言から、オタク・サブカル趣味への興味関心を感じたからだ。ハイロー関連の過去のインタビューではCLAMPとのコラボ企画や、オタク・サブカル層からの支持について積極的に言及し、ハイローオタクが集まった深夜特番放送時にもいち早く反応。サイゾーでは以前、EXILE兼三代目 J Soul Brothersの小林直己に“ハルキスト”として誌面にご登場いただいたが、佐藤大樹からは同氏に次ぐ“文化系EXILE”の匂いがするのである。

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大樹さんの手にはなんとサイゾーのハイロー本が…!

――日テレの座談会放映時にはツイッターで「金田淳子さんだ!」と反応していらしたので、BL研究者の金田さんをご存知なのか、と驚きました。【当時のTwitter】

佐藤 確かニコ生の番組を観たんです(シン・オタク女子文化研究所「語ろう!HiGH & LOW MUGENは初見を見捨てない」16年9月24日放送)。「この人、おもしろいなぁ……!」と思いました。ノートに作品やキャラクターの内容を全部書いていて、すごいな!と。

――佐藤さんご自身がもともとオタクっぽいものやサブカルに興味があったわけではないんですか?

佐藤 全然なかったです。あまりマンガも読まないし、アニメも全然観ないですし。どちらかというと、ドラマや映画が大好きでした。でもハイローをやってそういう方々のことを知って、調べるようになりました。

――そして今日取材現場にいらしたときから気になっているんですが、我々がハイローオタクとして昨年刊行したムック「HiGH&LOW THE FAN BOOK 俺たちはみんな、HIROさんに夢見させてもらっていた」を持ってきてくださってますよね。まさか、読んでいただいてるんですか?

佐藤 はい、全部読みました。普通の雑誌でもチーム紹介やキャラクター説明は丁寧にしてくださるんですけど、この本がおもしろかったのは、小説家の方にコラムを書いてもらったり、いろんな方向から分析してるところですね。たとえば……(ページをめくる)

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何カ所もページが折ってあり…(感無量)

――ページの耳が折ってあるじゃないですか! 本当に読んでる!

佐藤 まず、EXILEのドキュメンタリー番組と対比して、山王連合会をEXILEに例えるこの人はすごいな、と。

【編集】すみません、それは私が書きました。

佐藤 そうなんですか!? HIROさんはまさにこういう狙いで作っていたはずで、山王連合会をEXILEに例えて「ビジョンがないと、そこにいるだけじゃ意味がない」という話を引っ張ってくるのはすごいと思います。それから、海猫沢めろんさんのコラムもおもしろかったです。「ワンフレーズでキャラが見えるセリフは秀逸」というのは本当にそうですよね。鬼邪高校・村山役の(山田)裕貴くんなんかは、シリーズを通して「自分だったらこう言いたいです」というのを現場で提案していました。そうして生まれたセリフが小説家の方にまで刺さってるのは、うらやましいですね。それから、ノリさんのインタビューも勉強になりました。ノリさんと過ごす時間は多いし、チハルについて話す機会はあるんですが、ハイロー全体についてガッツリ話すことはあまりないので。「ハイローを通じて知られていなかった存在が認知される」というHIROさんの狙いを、成功させたのがノブくん(鈴木伸之)と町田(啓太)さんだ、とノリさんが話しているのを読んで、僕もそうなりたいな、と思いました。

――あれだけ多くのキャラクターがいる中で認知を得ていくのは、役者さんからすれば大変な作業だったと思います。

佐藤 ある日「これだけ多くの人がいて、そのなかでも目がいく俳優さんがいますね。みんなの中にも『もっと台詞を足したい』とか『こういう台詞を言わせたい』とか、想像意欲を湧かせてくれるメンバーもいました」と言われたことがあったんです。その言葉はすごく印象に残りました。ハイローでは「これだけいろんなグループがある中で、どうやって自分の個性や役割を見出していくか」というのは、キャラクターの役作りですごく大事なところでした。それは大人数のグループ、同じパフォーマーがいっぱいいるグループにも通ずるところがあると思ったんです。僕自身、EXILEになったときに「この中で埋もれちゃうんじゃないか」という不安も最初はあったので。ハイローではノリさんやHIROさんに相談できるけど、EXILEやグループになると自分で考えないといけない。だからすごく勉強になりました。これだけ多くの先輩やいろんな事務所の方に恵まれて撮れる作品は後にも先にもないものなので、「HiGH&LOW」で得たことは本当にたくさんあります。

EXILEではツッコミ役兼Siri役です!


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