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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

宮沢りえの歴史で振り返る、女優の「激ヤセ報道」に隠された意味

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『STYLE BOOK』(講談社)

 人気若手女優の桐谷美玲(28)の「激ヤセ」が話題になっている。「ウエストが異常に細い。40キロを切っている」「痩せ過ぎ。男の悩みか」などネット住民も騒いでいる。激太りは「食べ過ぎ」など笑いで事は済むが、激ヤセはあらぬ噂を呼び、女優としてのイメージへの影響は決してよくない。「ヘタすれば、体型が役に合わないなどの理由で映画・ドラマのキャスティングオファーにも影響する」(映画関係者)

 かつて、激ヤセが大きく騒がれた女優がいる。今や日本を代表する女優となった宮沢りえ(44)が激ヤセしたのは、20代半ば頃だった。貴花田(貴乃花親方)との婚約破棄以後、故・中村勘三郎との不倫疑惑など話題になるのは恋愛話ばかりだった。更には京都のホテルで手首を切るという自殺未遂疑惑まであった。「部屋のバスルームで誤ってコップを落として、手を切った」という説明だっが、著者が実験したところ、思いっきりコップを床にたたきつけなければ割れなかった。「勘三郎との不倫で悩んだ結果」という疑惑が浮かんだが、真相は明かされないままに終わった。激ヤセしたのはその後の事だった。「体重は30キロ台では」と言われるほど確かに激ヤセしていた。度重なる悲恋による精神的なものから「拒食症」が原因と囁かれていた。実際、麻布の中華料理店で関係者らと食事する宮沢を見たことがある。ちょうど化粧室に立った時に著者の前を通った。「これが大人の女性なのか」と思うほど、横から見た体型はまるでベニヤ板のように薄かった。まさにガリガリ。映画出演どころか、普通の生活ができるのか?という疑問さえわいた。「精神的な影響で食事がとれない」という拒食症と思われていた。芸能関係者はこんな情報を教えてくれた。

「青山の高級寿司店のカウンターで宮沢が知人と食事していたのですが、宮沢が“まぐろ”と注文すると、板前は心得たもので握りのサイズがなんと、大人の親指ぐらいのサイズで握って出す。それを一口でゆっくり食べていました。でも、食べた数は五カンぐらいだったと思います。やはり食べたくても食べられない。それを目の当たりにしたときは目が点になりました」

 女優の激ヤセは仕事にも影響する。「痩せすぎるとどんなに演技が上手くても見映えしない。オファーする側も躊躇する」(映画関係者)

 女優として窮地に追い込まれていた宮沢に舞い込んだのが山田洋次監督・真田広之主演の「たそがれ清兵衛」の相手役だった。公開は2002年。宮沢が29歳の時である。映画は大ヒット。宮沢は女優として完全復活を果たした映画となった。

「激ヤセをごまかすには着物姿で通せる時代劇しかない。山田監督の目の付け所が当たった。着物姿が日本人女性らしい美しさと色気を増し、細くなった顔もぴったりハマり、新たな宮沢の一面が認識された映画だった」と業界内でも評判を呼んだ。

 映画のヒットは激ヤセ騒動も吹っ飛ばした。宮沢も吹っ切れたようにその後の女優業は順風満帆。大女優への階段を昇り詰めていった。仕事と比例するように恋も変わり、より奔放になった。

「りえママに仕事も付き合う男も規制されていたのが、ようやく母親離れができるようになったのが大きい。肩書きのある男に限定されていた恋愛は変わり、一般人ともするようになった。恋愛する姿は自然体で生き生きとしていた。自然に食欲も戻り、ふっくらとした本来の色っぽい体型に戻った。恋愛や結婚は失敗した感もありますが、逆に恋愛が彼女を女として強くしたし、妖艶さを増すことになった」と関係者は分析する。バツイチとなっても恋愛を重ねた。無名の若手役者との恋愛をまるで「芸の肥やし」のように繰り返し、現在はV6の森田剛(38)。

「好きなように恋愛している感じです。森田とも盟友のような関係。決して再婚に拘っている様子もない。余裕の恋愛に見える」(芸能関係者)

 17歳でフンドシヌードを披露して27年。少女は今や日本を代表する女優となった。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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