>   > 話題のユニット【PKCZ】独占インタビュー
第2特集
想像を遙かに超えたクリエイティブ軍団

EXILE TRIBE総出の一大プロジェクト! ヒップホップ愛と可能性を手に――PKCZ本誌独占インタビュー

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――先月の小林直己氏(三代目 J Soul Brothers)に続き、LDHからの刺客〈PKCZ〉が本誌にやってきた。クリエイティビティあふれる3人が語った、ヒップホップへの情愛と可能性。

[お詫びと訂正]
※紙の本誌ではスヌープ・ドッグが参加すると記述されていますが、正確には『360°ChamberZ』収録のスヌープ・ドッグ参加曲の収録は見合わせることになりました。

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(写真/西田周平)

 2014年に開催されたイベント『CLUB EXILE』をきっかけに、LDHの総帥であるEXILE HIROの助言によって結成されたDJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAの3人(HIROもメンバーなので、正確には4人体制)によるクリエイティブ・ユニットが〈PKCZ〉。EXILEのパフォーマーとして日本のエンターテインメント界のトップに君臨しながら並行してDJ活動も積極的に行ってきたDJ MAKIDAI。m-floやTERIYAKI BOYZ といった音楽活動のかたわら、自らのブランド〈AMBUSH〉を立ち上げるなど多方面で活躍し、インターナショナルなコネクションを生かして、現在はLDH JAPANの執行役員を務め、国際事業部にて裏方の仕事も手がけるVERBAL。そして、過去にMAKIDAIらと共にBABY NAILやJ.S.Bというダンスチームで活動した後、DJユニットであるDEXPISTOLSの一員として日本のクラブシーンを牽引してきたDJ DARUMAの3人。お互い異なるバックグラウンドを持ちながら、個々のフィールドで輝かしい業績を残してきた彼らは、音楽、ファッション、ダンス、さらに自らの人脈といった得意のスキルを持ち寄り、PKCZとしてLDH所属アーティストのリミックスや数々のフェスへの出演、さらに自らイベント・プロデュースやファッション・ブランドの展開など、さまざまな活動を行ってきた。

 これまでダンスカルチャーをベースにしながらも、音楽やファッション、演劇、飲食など、良い意味でポップなエンタメを幅広く提供してきたLDHにとって、世界レベル的に見てもエッジー(最先端)な表現を生かしたPKCZはある意味、異色な存在だ。メンバー全員が“ヒップホップ”という共通項を持っているものの、クリエイティブ・ユニットとしての彼らの姿は、角度によって見え方がまったく異なる多面性を持ち、つかみどころのない無限の可能性を感じさせてくれる。そんな彼らが、LDHへの“屈折した愛情”がありあまるメディアとして名高いサイゾー本誌に初登場――。

 ピュアなヒップホップ愛が溢れるインタビューをお届けする前に、まずは昨年12月24日、三代目J Soul Brothersのライブツアー中に起きた交通事故の話から。すでに報道されている通り、この事故によってMAKIDAIとVERBALは肋骨骨折や肺挫傷といった重傷を負って長期の入院を余儀なくされ、一時的にアーティスト活動を休止せざるを得ない状況となる。

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VERBAL(写真/西田周平)

MAKIDAI「これまでEXILEのパフォーマーとして突っ走って仕事をしてきて、なんとなく当たり前になっちゃっていたことが、当たり前のことではないんだなって、事故や入院で身をもって痛感しましたね。それからLDHの所属アーティストがテレビやステージで、入院中の僕らに『パワーを送ります』ってパフォーマンスしてくれたときに、エンターテインメントや音楽の力を感じ、同時に、改めて自分たちがエンタメの世界から発信できていることのありがたみも感じました」

 途中、MAKIDAIが入院していた病室の隣にVERBALが移り、さらに比較的軽傷で済んだDJ DARUMAも頻繁に顔を見せ、PKCZの今後についての話し合いが行なわれたという。

MAKIDAI「VERBALくんのアイデアで、3人の復活として海外の大きなフェスに出られたら理想だねっていう話が出て。それがようやく『ULTRA SINGAPORE』で叶いました」

 このインタビューが行われたのは、PKCZが復活の場として出演した大型ダンスミュージック・フェス『ULTRA SINGAPORE 2017』(6月10&11日、シンガポールにて開催)の直後のことであった。DJ DARUMAいわく「自分たちの好きなヒップホップ的なアティチュードをガンガンに入れた」というDJプレイによって、彼らは完全復活を遂げた。そして4月末リリースのPKCZ名義としては初のシングル「PLAY THAT feat. 登坂広臣, Crystal Kay, CRAZYBOY」に続いて、8月2日にはEXILE THE SECOND、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONSといったLDH所属アーティストを含む総勢13組の豪華ゲスト勢が参加したファーストアルバム『360°ChamberZ』が発売となる。

MAKIDAI「いろんなタイプのLDH所属のアーティストがいる中で、PKCZにマッチするというか、僕らのスタイルに共感し、一緒に楽しんで参加してくれた人たちとの曲が軸となり、アルバムができていきました。もうひとつ、HIROさんからのアイデアで、海外アーティストと共演することで、PKCZというチームの存在意義を出せるだろうという話になって。三代目のツアー中、3人で楽屋にいるときに『海外アーティストは誰とコラボすべきか?』って話が出たんです」

VERBAL「日本で誰もがわかる海外アーティストとなると、ジャスティン・ビーバーやレディー・ガガが有名どころですけど、ミック・ジャガーなんかの名前も挙がったりする中で、『やっぱり自分たちにはこの人』みたいなレンジが出てきて。

 そんなメンバーでの話し合いの結果、アメリカのヒップホップ・アーティストの中から、1990年代より活躍されているメソッド・マンが、新作に参加していただけることになったんです」

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DJ MAKIDAI(写真/西田周平)

MAKIDAI「もちろん、アルバムには音楽としての新しい部分も入れていきながら、どうせだったら自分たちが青春時代に影響を受けた、ド真ん中なアーティストと一緒に制作することで、若い子たちはまた違った聴き方をするだろうし、音楽シーンとかって全部つながりがあるから、そういう良さを知ってもらいたいとも思いました。さらにメソッド・マンにはEXILE THE SECONDを組み合わせて。今回のアルバムではコラボレーションによって、また新しいものを生むっていうのも大きなコンセプトになっています」

 熱心なヒップホップ・リスナーであれば、そもそも『360°ChamberZ』というアルバムタイトル自体、メソッド・マンが所属しているヒップホップ・グループ=ウータン・クランが1993年にリリースした伝説的なファーストアルバム『Enter The Wu-Tang (3 6 Chambers)』からのインスパイアであることに、すぐ気づくだろう。

DARUMA「PKCZは〈PRIMAL KNOWLEDGE CHAMBERZ〉=本能と知識の部屋という意味なんです。音楽はもちろん、イベントのプロデュースであったり、洋服を作ったり、さまざまなアウトプットという意味での部屋があって。PKCZに触れた人が、いろんなものを得てくれたらいいな、っていう意味合いから命名したんです。アルバムのタイトルは、そこから発展させて“360度の部屋”という考え方で、もちろんウータンに対するリスペクトもありますけど、実はメソッド・マンの参加が決まる前からこのネーミングは決まっていました」

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