>   >   > 【歴史的フィクサー】を生み出す京都の土壌
第1特集
フィクサーなき京都は滅びる……?【2】

古都の闇を牛耳った怪紳士たち――山段芳春、滝西清吉に許永中…フィクサーを生み出す京都の土壌

+お気に入りに追加

――本特集でも度々触れている通り、かつての京都といえば怪しいフィクサーが跋扈していた。なぜ彼らは京都を舞台に暗躍したのか?

1608_fixers.jpg
『黒幕といわれた男―山段芳春の素顔』(洛風書房)

 かつて京都という街には“妖怪”が棲んでいた。神話や怪談の類いではない。山段芳春、滝西清吉、厳密には大阪の人間だが、京都を舞台に暗躍した点でいえば許永中……。闇の人脈と資金力で行政や企業の運営に思うがままに介入し、操ってきたフィクサーと呼ばれる人々だ。

 バブル期にはこうしたフィクサーが関与した経済事件が次々と露見したが、その多くが京都を震源地として発生した。

 例えば、京都駅から歩いて5分ほどにある崇仁地区を金融業者の武富士が開発しようと試みた。だが、ここはかつての「同和」地区であったので、同地区の出身者に地上げを依頼したことに端を発する暴力団がらみの殺人事件・通称「武富士京都土地問題」などが有名だ。この土地は現在でも空き地が点在しており、何度かこの土地への学校や企業の移転が話題に上っているが、今のところ変化はない。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」