>   >   > 【マンションが乱立】する京都の今

――京都の経済や行政といえば、かつてはさまざまなフィクサーが暗躍してきた。近年ではそうした人物は影を潜め、その半面、東京の大手デベロッパーが流入している。もちろん反発を見せる市民は多いが、それもお構いなしで、行政もこの開発を後押ししているという。果たして、京都はこのまま食い物にされてしまうのか?

1608keizai2_230.jpg
現在、京都市内はデベロッパーによる高級マンションの建設ラッシュとなっている。各サイトを覗いてみれば、有名マンションブランドが京都特集を組んでいたりする。

 1200年以上にわたる激動の歴史をくぐり抜けてきた京都。古くは応仁の乱から、幕末の災禍、第二次世界大戦、そして近年ではバブル期の大規模な乱開発による景観破壊危機といった数々の“存亡の危機”に直面しつつも、その伝統と文化を守り続けてきた悠久の都に、新たなほころびが生じ始めている。

「このままでは京都が個性のない“普通の”街になってしまうかもしれません……」

 こう嘆くのは元京都市職労委員長の池田豊氏。

「京都の都市開発の歴史は常に開発と保全の間で揺れ動いてきました。現在に至る伝統的価値を維持できたのは、その都度京都の住民が知恵を出し合い、住民主導でコミュニティや景観を守ってきたからこそ。しかし、現在の京都では過去に例を見ないほどの速度で開発が行われ、旧来の街並みと地域社会が変容しています」(同)

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミア

2018年1月号

「SEX」新論

「SEX」新論
    • 【現代アート】のセックス表現
    • 感じる【ドラマ】のエロシーン
    • 規制をかいくぐる【地上波エロ描写】
    • 鬼畜エロを描く【野島伸司】
    • 日本人【巨乳】受容の70年史
    • 【大澤玲美】美巨乳をかく語りき
    • 米音楽業界【セックスシンボル】学
    • ゲイの【セックスシンボル】像とは?
    • 【ハメ撮り】とエロ動画の考現学
    • 【中国】がハメ撮り大国になる!?
    • 【フェミニズム】セックス論の歴史
    • 【セックス議論】を牽引した9冊
    • 決定!【ちんこ】の新しい単位
    • 【セックス論文】の真意を読む
    • 【性】を通して社会を見る2冊
    • 【海外】で紹介される日本の性風俗
    • 【東京】ナイトライフ案内
    • 【男色】が武士の出世を左右したワケ
    • 時代で見る【男色】文化の変化
    • 【井原西鶴】の最大傑作は男色だった?

チラリと魅せる和モノ写真進化考

チラリと魅せる和モノ写真進化考
    • 【森咲智美】不適切な愛人バディ

小池と都ファの報道モンダイ

小池と都ファの報道モンダイ
    • 【都知事】スキャンダル頻出のワケ
    • 【小池都知事】は本に何を描くか?
    • 【都知事本】7冊読み比べ
    • 【メディア】は都知事の味方か?
    • 【小池都政】が目指す条例制定の動き

NEWS SOURCE

    • 【紅白&レコ大】で芸能界2大巨頭がバトル
    • 【ライザップ】負ののれん代と株操作
    • アベマか総合か?【日馬富士】争奪戦

インタビュー

    • 【加藤梨里香】アツい演劇論がほとばしる女優
    • 【東京ゲゲゲイ】ドリカムも絶賛するエンタメ集団
    • 【沖田臥竜】ペンを武器に息巻く元ヤクザの夢

連載

    • 【都丸紗也華】毎日体型が変わるんです。
    • 偶然の導きで体操を始めた少女
    • 【安室奈美恵】を愛してマスカット
    • 日本社会が直面するデジタル革命の理想と現実
    • 高須基仁の「全摘」
    • 【田中裕二】イチ野球ファンとして語る
    • 【家電】が楽器にリボーンする祝祭
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 【座間殺人事件】なぜ異常な殺人を犯したか?
    • 【精神障害者】と座敷牢の真実
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」/『否定と肯定』
    • 【カタルーニャ】独立宣言の真意
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/新しい地図と古い地図
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【泣き虫チエ子さん】子どもを作らないことを選択する幸福論
    • バーレスクダンサーのチラリズム
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 幽霊、滅びつつ栄えるポルノの国で。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』